家族の絆づくり 270
「何とかなる」と思って「やってみる」

ナビゲーター:阿部 美樹

楽観的な心の姿勢
 「何とかなる」という心と、「やってみる」という行動。この二つが成長と成功を実現するキーワードです。

 「何とかなる」という言葉は、常に自分の可能性を信じて、チャレンジ精神を持つことで出てくる言葉です。実現の可能性が高いから使うのではありません。

 「何とかなる」ということは、全てがうまくいくということでもありません。うまくいかないことがあったとしても、最後まで諦めなければ、結果は何とかなります。

 このように、楽観(楽しく観る)的な姿勢とは、良い意味での開き直りのような姿勢かもしれません。

 「駄目かもしれない」と思ってやってみる人が多いのが現実です。否定的な結末になることを恐れて、とりあえず行動するなら、良くなる可能性は低くなることでしょう。

柔軟性を持って行動する
 次に、「やってみる」ことを考えてみましょう。

 結果を出すための原動力は「行動」することです。思い巡らすことは多いけれど、何もやらないという人が多いものです。

 まずは、行動する「一歩」を踏み出すことです。行動すれば結果はついてきます。
 結果が出ないことを心配したり、結果が悪くなることを恐れたりする場合もあるかもしれませんが、どんなときも「柔軟に方向転換」すればよいのです。
 まず、やってみて、駄目だと思ったら方向を修正する柔軟さがあればよいのです。

 良い結果が出ない行動を無駄なことと考えず、「最適な方向は別にあることに気付いたこと」と捉えましょう。
 肯定的に受け止め続ける人は、肯定的な結果を呼び込みます。

 このように、創造は「内的創造」と「実体的創造」の2段階で成されます。
 「何とかなる」という心と「やってみる」という行動を繰り返していきましょう。