2023.05.24 17:00
家族の絆づくり 269
晴れるもよし、雨降るもよし
ナビゲーター:阿部 美樹
努力しても天候は変えられない!
昨今、「想定外」といわれるような「異常気象」が頻発しています。
5月にもかかわらず、最高気温25℃以上の夏日や、30℃以上の真夏日となる日も多くなっています。近年、記録的な暑さになったり、台風、大雨、地震などの驚くような被害が多発したりしています。このような異常気象は日本だけでなく、世界的に数多く発生しています。
農業、漁業、林業など天候の影響を受ける仕事は当然のことですが、どんな職種、立場であっても天候の影響を受けることは当然です。
天候は日々の生活にとって重要なことですが、人間の力で操作したり、変えたりすることはできません。できるのはその時々の天候を受け入れて、その対応を考えることのみです。
人生も同じようなものです。努力して準備したとしても、良い結果だけではありません。大雨のように思いがけない不運の出来事に見舞われることもあります。台風のように強い葛藤を感じることもあります。猛暑のように耐えられない状況もあるでしょう。
そんな時、結果に対して一喜一憂するのであれば、心は不安定になってしまいます。
大切なのは、「順応する心」です。結果に対して否定して反発したり、拒否して不平や不満を持ったりすることなく、素直に受け入れる順応性を持つことです。
厳しい冬にも春は訪れる!
「喜怒哀楽」という言葉があります。
「喜楽」が良い感情で、「怒哀」が悪い感情と捉えがちかもしれませんが、そうではありません。
「喜楽は陽的感情」であり、「怒哀は陰的感情」であり、光と影のような存在です。どちらも神様が与えてくださった感情です。ですから、喜んだり楽しんだりすることに意味があるように、怒ったり悲しんだりすることも意味があるので、順応性を持って受け入れていきましょう。
冬のように厳しい苦しみの人生にも、必ず春のような暖かい時が訪れます。そして、誰に対しても、美しい花を咲かせて喜ばせてくれます。
今日一日どのような天候であっても、「晴れもよし、雨もよし」と喜んで迎えることです。そうすることで、きっと神様も味方してくださることでしょう。