2023.05.16 22:00
スマホで立ち読み Vol.24
『祝福結婚と原罪の清算』4
太田朝久・著
スマホで立ち読み第24弾、『祝福結婚と原罪の清算』を毎週火曜日(予定)にお届けします。
ここでは第4章「原罪の清算」を紹介します。
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第四章 原罪の清算
一、原罪清算と血統転換
男女で異なる血統転換
ところで、「原罪を清算する」ということと「血統を転換する」ということとは、厳密に言えば同じではありません。
原罪(罪)の清算の場合は、人間始祖アダムとエバが「天法に違反する」ことによって発生させた罪責(罪の責任)を、真(まこと)の父母を中心として蕩減(とうげん)して、サタンの讒訴(ざんそ)圏を消滅させれば、それで成立します。
しかし、血統を転換する場合は、神の血統をもっておられる“メシヤ”に接ぎ木され、血統が連結されなければ成し遂げることはできません。
転換するには、人間始祖アダムとエバの堕落によって始まった、サタンの“偽りの愛” “偽りの生命” “偽りの血統”を否定し、今度は、勝利された真の父母から“真の愛” “真の生命” “真の血統”を受け継いで、新たに生まれ直したという、すなわち、「重生(じゅうせい)」の手続きを踏まなければならないのです。御言(みことば)に、
「聖酒式は何をするものでしょうか。……この式は、血統を転換させる式です」(『祝福家庭と理想天国(Ⅰ)』912頁)
「アダム・エバがなし得なかった約婚式と結婚式を求めて、最後の終着点として通過しなければならない。それが、聖酒式を通して行われる血統転換である」(1992年8月24日)
と明言されています。聖酒式は、間違いなく、血統を転換させる礼式ですが、では、いったい「聖酒式」を通過することによって、私たちは、どこまで血統転換されているのでしょうか。
真のお父様は、聖酒式を通過した“女性の立場”について、次のように語っておられます。
「聖酒式は、サタンの血統から神の血統へ転換するための儀式です。……私たちは、エデンの園における悪を元返そうとしているのです。天使長は主人の位置に立つようになりました。
しかし、今や、天使長は……降参して復帰された天使長となりました。彼はお母様へ杯を渡し、お母様は先生へそれを手渡し、そして先生はあなたたち花嫁に手渡すのです。ゆえに、花嫁を通して、花婿は救われるのです。これが順序です。……先生が女性に杯を渡すことによって、新しい天の愛が、花嫁の位置に復帰されます。
聖酒式に入る時に、一つのより重要な儀式(お父様が手を重ねて祈る)があるのです。それは愛を復帰する儀式です。……これは接ぎ木の儀式といってもよいほどです。枝が真のオリーブの木へ接ぎ木されるのです。あなたたち(女性)は今、真の父母の木へ接ぎ木されるのです」(1979年5月13日)
「聖酒式をする時に、先生が女性たちに手を重ねるのは、一体化の式である。……それを通じ、先生の身を受けてから、相対者と霊的肉的に一体となる。だから、今までは女は娘の立場であったのだけれど、今は霊的には相対者の立場である」(1970年10月10日)
このように、「枝が真のオリーブの木へ接ぎ木されるのです。あなたたち(女性)は今、真の父母の木へ接ぎ木されるのです」、「先生の身を受けてから……今は霊的には相対者の立場である」とあるように、聖酒式を通過した女性は、メシヤ(真のアダム)に接ぎ木されて一体となり、血統がつながった立場、すなわち、血統転換された立場に立ったことを意味しています。
一方、男性の場合はどうでしょうか。真のお父様は、次のように語っておられます。
「約婚式と聖酒式は、サタン世界で生まれた人間が、真の父母によって再び生まれるという条件を立てる蕩減儀式なのです。女性が先に堕落したので、女性が先に復帰され、男性を再び産むようにする過程を内的に通過する式が聖酒式なのです。そして、結婚して40日以後に、それを外的に通過する式(三日行事)があります。これらが全部、蕩減儀式なのです」(『祝福家庭と理想天国(Ⅰ)』921〜922頁)
このように、聖酒式は、男性にとってみれば、祝福を受ける相手の女性を通して再び生み変えられる過程を、「内的に通過する式」です。
男性の場合は、聖酒式を通過したとしても、実体的に見れば、いまだ復帰された天使長の立場であり、霊的にだけ生み変えられて“庶子”の立場に立ってはいても、それは、真のアダム(メシヤ)の霊的息子の位置にしかすぎないのです。
そこで、真のアダムの血統に、実体的にも生み変えられるには、男性は「40日以後に、それを外的に通過する式」である「三日行事」を経なければなりません。
すなわち、聖酒式ののち、さらに三日行事を通過してこそ、初めて男性も、実体的に血統が転換されるのです。
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次回は、「血統転換は『接ぎ木』する役事」をお届けします。
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