スマホで立ち読み 第24弾！
祝福結婚と原罪の清算 3
真の父母の勝利圏による聖酒

スマホで立ち読み Vol.24
『祝福結婚と原罪の清算』3

太田朝久・著

　スマホで立ち読み第24弾、『祝福結婚と原罪の清算』を毎週火曜日（予定）にお届けします。
　ここでは第4章「原罪の清算」を紹介します。

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第四章　原罪の清算

一、原罪清算と血統転換

聖酒は、真の父母の勝利圏によってつくられる

　聖酒式とは、真の父母様が立てられた勝利圏を背景として、それを相続するという、特別な意味が込められて行われる礼式です。

　【図2】にあるように、聖酒式とは、①①’の「天使長」の立場の男性（同一人物）、②の「復帰されたエバ」、および③の「真の母」が、④の真のアダム（メシヤ）を中心として、堕落を元に返すための蕩減（とうげん）条件を立て、それを見事に勝利することによって、全人類を“血統転換”していくための基台が確立され、その基台の上で執り行われているものです。

　特に、エデンの園で堕落エバが「霊的堕落のみのときの救済摂理」を勝利できなかった問題を、②の復帰エバと、③の真の母の二人の女性が分担して、エバの罪を蕩減することによって血統転換の道を切り開いているのです。

　「祝福は血統転換です。なぜ、血統転換をしなければならないかといえば、二つに分かれたからです。堕落した母親と息子がおり、復帰される母親と息子がいます。

　では、血統転換とは何かというと、アベル的母親とその息子に接ぎ木する役事です。血統転換は、自分たちの努力ではできません。先生がそのことを、サタン世界で実践勝利してきたので、その伝統に従って血統転換の礼式が生まれるのです。そうでなくては、神様の血族である祝福の場に入ってこられないのです。そうなれば、二人の母親の愛の門を通じなければならないという論理が出てきます」（1997年1月2日）

　ここで、「先生が……サタン世界で実践勝利してきたので、その伝統に従って血統転換の礼式が生まれる」と語られているように、真の父母様の勝利圏が立っているからこそ、その勝利圏を人類が相続する立場において、聖酒式が行われるのです。

　そして、その礼式で用いられる聖酒は、真の父母の勝利圏によってつくられたものであることを理解しなければなりません。

　真のお父様は、聖酒について、次のように語っておられます。

　「重生（じゅうせい）するには……二人のお母さんの腹中を通らなければなりません。一人は、堕落したお母さんの腹中であり、もう一人は、復帰されたお母さんの腹中を通じなければなりません。

　先生は生涯を懸けて、この道を歩んで来ましたが、それを代表して聖酒式があるのです。すべての歴史を蕩減した内容を中心として、二人のお母さんの腹中を経て来たという内容を整理してつくったのが聖酒です。

　聖酒は、根から取り入れた実、野原で刈り入れた実、木の実の蘇生（そせい）、長成、完成からなっています。旧約時代までの二千年、旧約時代から新約時代までの二千年、新約時代から再臨時代までの二千年と同じく、6数の基準を中心として……すべての原理的内容が入っているのです」（1993年2月1日）

　「聖酒は何が入っているかというと、それは父母の愛が入っています。それから血（の代価）が入っていないといけない。それを飲むと、父母の愛と一つとなり血と一体となる。こういう内容が聖酒である。

　この聖酒はいかにつくられるかというと、陸海空を象徴し、全体を象徴しているものからつくられた酒である。三種類の酒が入っている。それ以外に、すべての万物の象徴が入っている。

　これを飲むということは、霊的に生まれ、肉的に生まれるということである。この式がなければ、原罪を脱ぎ、血統を転換することはできない。……そのすべてを蕩減する式であることを知らなければならない」（1970年10月10日）

　このように、勝利の条件を立てた基台の上でつくられた聖酒であるため、真のお父様は、聖酒の価値について次のように語っておられます。

　「神の愛と神の生命、神の血統を中心として連結するのです。……サタンの血統的因縁がなくなります。接ぎ木するために聖酒をつくりました。それは、お父さん、お母さんの血と肉を象徴するものです。それを中心として、世の中の数多くの人々の21数の貴い核心を糾合して、全部、神様とサタンと先生のみ前に祈祷して探してきたのです。

　聖酒をつくる時は、霊界の霊人たちが来て、一滴でも外に流すようなことになれば、『自分たちに下さい』と言って、大変な問題が起こるのです」（1992年2月9日）

　このように、真の父母の勝利圏によってつくられた聖酒は、霊人たちが“一滴でも欲しい”と言って、切望するほどの絶大な価値が込められていることを知らなければなりません。

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　次回は、「男女で異なる血統転換」をお届けします。

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