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私たちの声を聞いてください 12

 新年度を迎えた4月、春の訪れとともに、特別な冊子が発行されました。
 タイトルは、『私たちの声を聞いてください』。2022年7月8日以来、国家的迫害ともいえるようなバッシングを受けている家庭連合の信徒の皆さんの「心の叫び」をまとめたものです。
 Blessed Lifeでは、ほぼ毎日朝5時配信でご紹介してまいります。

私を絶対的に愛してくださる神様

南大阪教区 大阪家庭教会
林 かれん(仮名、26歳)

 私は、3万双の祝福家庭に生まれた祝福二世です。3人兄弟の長女として育ちました。

 私が5歳くらいの頃、父は絵本を開いて、小さかった弟と私に、ある話をしてくれました。それは、神様がアダムとエバを創造したこと。そして、アダムにエバという結婚相手を神様が準備したという話です。「かれんにも神様が結婚相手として準備してくれている人がいるんだよ」と話してくれたことを、私は今でも覚えています。

 毎週日曜日には礼拝に参加し、小学生や中高生期を経て、大学生になると、私は同世代の人たちと寝食を共にしながら、さまざまな活動に積極的に参加しました。

 しかし、そんな私にも祝福二世ならではの悩みがありました。異性との交流やお酒やたばこをしない立場での友人関係の付き合い方が難しく、祈っても神様が分からないときもありました。「神様」や「真の父母」という言葉がいぶかしく感じるときもありました。大学4年生の頃、私は祝福結婚に向かって親が薦めてくれた人と交流を始めましたが、なかなか上手(うま)く進みませんでした。そんなとき、ふと周りの世界を見ると羨(うらや)ましい気持ちになりました。なぜなら祝福二世は自由に恋愛をして結婚相手を見つけるというのではなく、親が薦めた人で自分も納得できる人をパートナーとするという考え方があるからです。もちろん、親が薦めた人でも交流していくなかでお断りすることもありますが、私には、自由に恋愛をして幸せそうにしている周りの人たちがすごく羨ましく思えました。

 いっそのこと神様や祝福二世という単語を私の人生から消し去ってしまおうかとさえ思いました。そう思っていた私は「祝福に向かいたくない。もう祝福を受けなくていい?」と親に泣きながら話しました。しかし、もう祝福二世として生きるのは嫌だと思いながらも、そうすると今まで感じてきた神様を全て否定することになってしまう、それは私にはどうしてもできないことに気づきました。なぜなら、本当は神様を感じたい心が本心の奥底にあるからです。親は私の話を聞いてくれ、私の幸せについて考えてくれました。

 今振り返ると、そんな親の姿が神様の姿だったと思います。なぜなら私が26年間生きてきたなかで感じた神様は、私を絶対的に愛する親なる神様だったからです。その愛は永遠に変わらない真の愛でした。

 202278日の事件以降、さまざまな報道を見ると悲しくなりましたが、祈るなかで感じたことは、どんなことが起きたとしても神様と私の関係は変わらないということです。それは親子の関係であり、私のなかには神様を愛したい心が、無限大に溢(あふ)れてきます。神様と真の父母様の真の愛を感じながら生きる人生が、本来人間が出合う最高の幸せなんだということを知りました。

 そして20224月、天から祝福結婚を授かり、神様が準備した永遠に愛したいと思う人に出会いました。今はその愛する人と共に新しい二人の人生に向かって準備を進めています。そしてこれからは二人で天の父母様を愛する人生を生きていきます。

▲『私たちの声を聞いてください』

 冊子をご希望のかたは最寄りの教会にお申し込みください。