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家族の絆づくり 266
元気な心にリセットする方法

ナビゲーター:阿部 美樹

心地よい眠りのために
 幸せに生きるためには、「新鮮な心」「明るい心」「前向きな心」を持つことが大切です。
 しかしさまざまな悩みに直面すると、落ち込んだり、暗くなったり、諦めたりするものです。

 そんなときに元気な心にリセットする方法を知っていると助かりますね。
 三つの方法を紹介します。

 第1の方法は、「質の良い睡眠」です。
 睡眠が少なくなると不安やうつ傾向になる場合があります。
 しっかり寝ることで、心も体も整うようになり、「良い現実」に遭遇しやすくなります。自分に合った適度な睡眠時間を知って十分に睡眠を取ってください。

 快適な睡眠のためには、寝る前の心のリセットが必要です。悩みや葛藤を抱えたまま寝ると次の日まで引きずってしまいます。そのためにその日の振り返りをします。
 今日一日を振り返って「良かったこと、感謝したこと三つ」と、明日の一日への「願いと理想の姿」を描きます。

 人生はその人が意識したものが増えるといいます。「フォーカスの法則」です。
 感謝することや願っていることを意識すると、感謝することが増え、願っていることが現実化します。

 朝は10分でもウォーキングすることをお勧めします。ウォーキングによってセロトニンが分泌され、自律神経が整うことで体や心のバランスが整います。
 ウォーキングすることで、質の良い睡眠が得られるようになります。

スッキリ、楽しくなる方法
 第2の方法は、「環境の整理整頓」です。
 自分自身の心や体の状態は、鏡のように環境に映し出されます。心が葛藤していると身の回りが乱雑になり、心が落ち込んでいると汚れがひどくなります。

 反対に環境を整えてきれいに整理整頓すると、心がスッキリとして、行くべき道が見えてきたりします。
 そのためには、「物を捨てる」ことが大切です。着ない服、使わなくなった物、読み終わった本や雑誌、使わなくなった文具や雑貨、思い出の品などを思い切って捨てましょう。

 物に囲まれてしまうと自分の状態が整わなくなります。今の自分に必要のないものは処分しましょう。

 第3の方法は、「願いを言葉にして行動する」ことです。
 願いの実現は、願いを「イメージ化」「言語化」「現実化」する順番で成されます。

 多くの人は願望のイメージが漠然としていて、明確ではないので悶々(もんもん)としています。
 イメージを鮮明にするためには、イメージを言語化することが大切です。

 「理想の自分はどんな自分か?」という質問を自分に投げかけます。それに対して「私の理想の姿は○○」「私の願いは○○」と表現します。言語化することで、ゴールが設定されます。

 そのゴールに対してすべきこと、必要なことを考えましょう。
 小さな一歩でも行動するとうれしくなり、楽しくなり、元気な心になることでしょう。