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私たちの声を聞いてください 10

 新年度を迎えた4月、春の訪れとともに、特別な冊子が発行されました。
 タイトルは、『私たちの声を聞いてください』。2022年7月8日以来、国家的迫害ともいえるようなバッシングを受けている家庭連合の信徒の皆さんの「心の叫び」をまとめたものです。
 Blessed Lifeでは、ほぼ毎日朝5時配信でご紹介してまいります。

妻の忍耐と愛情で、家族らの祝福広がる

富山教区 富山家庭教会
吉野 広志(67歳)

 若いころの私は、「宗教なんて心の弱い人が自分に自信をつけるためにすがりついていくところかな」ぐらいの認識しかありませんでした。

 そんな私が宗教に関心を抱き、ひょっとしたら目に見えない世界があって大きな影響を与えているかもしれないと思い始めたのは、大阪で社会人になってからのことでした。それは、会社の先輩を通じてです。その人は仕事ができて霊的なインスピレーションをとても大切にする人でした。それからしばらくして地元に帰ってから別の人を通じてその答えを見つけましたが、それが家庭連合でした。

 私は家庭連合でこの世がなぜ存在し、人は何のために生きているのか、そして霊界の実在について明快な解答を頂きました。

 また歴史を通じて神が人類を救うために導かれ、それを妨げようとする悪の実体とが壮絶なせめぎあいをしてきた事実と、それが今現在も続いている驚くべき内容を知るに至りました。そしてそれを解くカギがなんと「怨讐(おんしゅう)を愛する」ことだというのです。日常の具体的な実践としては“為(ため)に生きる”ということになります。「言うは易(やす)く行うは難(かた)し」です。一般的な価値観とは真逆とも言えます。でも家庭連合の人たちは黙々と努力を重ねています。それは、すべての人々が知って然るべき内容であると思います。

 私の妻は韓国人ですが、これも大げさに言えば、両国の過去の関係を考えると“怨讐を愛する”ことの実践と言えます。今は国際結婚も多くなってきましたが、当時はそれなりの覚悟がいりました。私よりも妻の方が大変だったと思います。全く性格の合わない日本人と韓国人であったと感じます。特に妻は日本が嫌いな人でした。それでも神様は韓国での7年間の期間を用意して、支えあう夫婦の絆と二人の娘を与えてくださいました。そこに至る過程も偶然にしては出来過ぎと言わざるを得ないストーリーがありました。たまたま過去に培った技術のおかげで、グループ企業での就業ができるようになりました。

 故郷に戻ってから28年になりますが、母や姉も祝福をうけてくれました。そして、二人の娘も家庭連合の祝福結婚を受けてそれぞれ子供も授かりました。妻の日本での生活はまるで「忍」の一字で、ただ子供たちへの思いは格別なものがあります。子供たちの今は妻の愛情の支えがあってのことで、とても感謝しています。

 残念なのは今回の事件によって家庭連合の友好団体が行なってきたピースロードや、いろんなイベントに参加していただき私たちの活動に理解を示してくださっていた地元の議員などから距離を置かれてしまったことです。今は誤解が解けて以前の関係が回復することを願うばかりです。

▲『私たちの声を聞いてください』

 冊子をご希望のかたは最寄りの教会にお申し込みください。