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私たちの声を聞いてください 4

 新年度を迎えた4月、春の訪れとともに、特別な冊子が発行されました。
 タイトルは、『私たちの声を聞いてください』。2022年7月8日以来、国家的迫害ともいえるようなバッシングを受けている家庭連合の信徒の皆さんの「心の叫び」をまとめたものです。
 Blessed Lifeでは、ほぼ毎日朝5時配信でご紹介してまいります。

「マスコミの言うこと、たいしたことなし」

岩手教区 盛岡家庭教会
藤川 敦子(68歳)

▲夫・勇さんと

 私は、大学卒業の半年前に友人を通して「統一原理」を聞き、それまで疑問に思っていた死後の世界の存在や世の中の矛盾や自分の中にある矛盾など、人生の問題を解決できる真理に出合ったことに大きな希望と歓喜を感じ、卒業と同時に、家庭連合で献身的に歩むようになりました。

 家庭連合の信仰をもつことを親は簡単に容認してくれませんでしたが、私は真摯(しんし)に親と向き合い、許可をもらいました。

 約半年経ったころ、母から「父が倒れたので帰るように」と言われ帰ったところ、父が倒れたというのはウソで、家族からの猛反対を受けたのです。理由は、新聞に投稿されていた元信者の手記を母が偶然読み、私を連れ戻す決意をしたようです。親がちゃんと納得してくれたと思ったのは、私の思い込みに過ぎず、親はただ私の強い決意に押されてしかたなく許可したのだとわかりました。

 それから、母との激しい論争が始まりました。私にとって大切な母に、私の人生を捧げて取り組もうとしている「統一原理」を正しく理解して欲しいと思いました。

 「私が学んで正しいと思ったのに、母さんは私の話を聞かずに新聞や霊能者の言うことを無闇(むやみ)に信じるのはおかしいでしょう。自分で『統一原理』を勉強してみて、その上で間違っていると思ったら反対したらいいでしょう」

 すると、母は「じゃあ勉強する」と言うので驚きました。地元の教会に行き、「統一原理」を全部勉強した母は「あんたが正しい」と賛同してくれたのです。それから母も地元の教会に繋がってさまざまな行事に参加したり、他の信者との交流も深めていきました。母は父と共に専業農家をやっていて多忙な毎日でしたが、90年代半ばの2泊3日の済州島修練会に参加したりしました。そして、1999年の韓国での祝福結婚式で既成祝福を受けて、真の父母様にお会いすることもできました。

 一度は大反対をして、私を引き戻した母がわざわざ教会に行って「統一原理」を学び、祝福結婚まで受けるようになるとは、私にとっては本当に奇跡としか言いようがありません。導いて下さった神様にただただ感謝です。

 3年前に他界した母の遺品の中に、済州島修練会で講義をメモしたものがありました。「文鮮明先生。人の為に尽くすのにどこが悪いか。つっこんで行けと言う。マスコミに堂々と言え。マスコミの言うこと、たいしたことなし」

 今から約30年前なので、やはりマスコミに大騒ぎされたことに関連したメモの内容でした。テレビなどのマスコミの一方的な報道を鵜呑みにして振り回されるのではなく、私の母のように自分の目と耳で教会の中身を知ろうとする人が一人でも多く現れることを願うばかりです。

▲『私たちの声を聞いてください』

 冊子をご希望のかたは最寄りの教会にお申し込みください。