2023.04.26 17:00
スマホで立ち読み Vol.23
『み言に学ぶ統一原理【後編】』6
スマホで立ち読み第23弾、『み言に学ぶ統一原理【後編】』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
本書は文鮮明(ムン・ソンミョン)先生が統一原理について語られた内容を『原理講論』と同じ章構成でまとめたみ言集の後編です。
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緒論について
第一節 蕩減復帰原理
(二)メシヤのための基台
①信仰基台
私たちは、神様や創造本然の理想と関係を結ぶことができない人間になってしまいました。私たちが、再びその位置に戻るためには、神様を中心として再びつくり出される信仰と実体と心情の内的な因縁を経なければなりません。
それでは、なぜ私たちに信仰が必要なのでしょうか。「取って食べるな」という神様のみ言(ことば)を守らずにみ言を失ってしまったからです。不信によってみ言を失ってしまったので、私たちは、再び信仰の基台を立てなければならないのです。信仰の基台というのは、何のための基台でしょうか。私たちの実体がその上にしっかりと立つことができるようにするためのものです。(68-125、1973.7.29)
アダムが失ったものとは何でしょうか。最初は信仰を失い、その次は実体を失って、その次に愛を失いました。この三つです。これを取り戻そうというのです。ところで、この愛というものはメシヤが来てこそ取り戻すことができます。メシヤによって愛の道が開かれるので、まずメシヤと一つになってこそ、神様の愛の中で生まれた私の実体と、神様の愛の中にある信仰が決定するのです。ですから、「復帰」と言えば、常に信仰復帰、実体復帰、愛復帰という観念をきちんと入れておかなければなりません。
信仰を復帰するためには心と体が一つにならなければなりません。心と体が一つにならなければ、サタンを分立させる基台を立てることができません。私の心と体が一つになれば、アダムが堕落していない本来の基準になっているためにサタンが離れていき、私と祭物が一つになることによって、本然の位置に立つことができるのです。(65-314、1973.3.4)
信仰基台を立てるためには、数字が必要であり、摂理的中心者、つまりアダム側の人が必要であり、その次には条件物、この三つが必要です。一つは人、その次に、ノア時代の三層の船やアブラハム時代の三大祭物という条件物が必要であり、その次には数字が必要です。三日期間や40日路程という、期間が必要なのです。いつでも祭物を捧げられるのではありません。自分が願うとおりにするのではなく、法が定めるとおりにしなければなりません。(119-154、1982.7.11)
祭物を捧げるためには、必ず条件的な期間があります。そして、中心人物、選ばれた人物がいなければなりません。その次に、一定の期間内に捧げられなければ、祭物になることができません。一日遅れても、祭物になり得ないのです。期間を短縮するのはよいのですが、延長するのはいけません。短縮するのは完成の基準ですが、延長するのは未完成の基準なので、許されないのです。延長は許されません。延長すれば、すべてのものがサタンのものになるのです。しかし、短縮すればサタンは讒訴(ざんそ)できません。(229-18、1992.4.9)
信仰基台が立てられたということは、神様を不信することによって堕落したのですが、条件的立場で神様が信じ得るアダムの立場、すなわち希望的なアダムの立場にもう一度立ったということです。このようになったのちには、サタンと闘って自然屈伏させて実体基台を立てなければなりません。(40-243、1971.2.6)
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次回は、「実体基台」をお届けします。お楽しみに!