2023.04.19 17:00
家族の絆づくり 264
「幸せになりたい」と「幸せにしてあげたい」
ナビゲーター:阿部 美樹
幸せはなぜ、なかなか実現しないのか
多くの人が「いかに幸せになるか」ということを考えながら生きています。
「豊かな生活をしたい!」「楽しいことをしたい!」「やりがいのある仕事をしたい!」「安らぎのある家庭にしたい!」など、人それぞれ自分の願いがかなうことを目指して生きています。
しかし現実は、目指すことが明確なのになかなかそれを実現できていないものです。
なぜでしょうか。
何か考え方や行動を変える必要性があるのかもしれません。
幸せな人の特徴を見ると、自分のことよりも「人を幸せにすること」を意識して生活しているように思います。
仲良く幸せに暮らしている夫婦は、それぞれが自分の幸せを目指して生活しているように見えても、心は「相手を幸せにしたい」という意識を中心に暮らしています。
発展している会社の経営者は、自分が幸せになりたいというよりも、「お客さまを幸せにしてあげたい」「地域の悩みを解決したい」「従業員の笑顔があふれる職場にしたい」など、相手の幸せのために意識とエネルギーを注ぐ姿勢で会社を経営しています。
その結果、お客さまから好かれ、地域住民から信頼され、従業員から感謝される会社になっているのです。
「幸せな人」の特徴とは?
幸せは自分一人の力で実現するのではありません。
夢をかなえ、自由に暮らすには必ず多くの人の助けが必要です。いろんな人と支え合ってこそ、幸せになれるものです。
人から支えられる人、信頼される人、好まれる人の共通点は何でしょうか。
「人を幸せにできる人」です。
何か悩みを抱えている人や困難に直面している人は、人を幸せにするどころか、自分のことで頭がいっぱいなのかもしれません。
今まで自分のことばかりを考えて幸せが実現していないのであれば、そのような意識を転換する必要があるのではないでしょうか。
思い切って、「誰かの幸せのために生きる!」という方向にかじを切ってみてはいかがでしょう?
損をするように見えても、必ず福を得るものです。なぜなら、それが「愛を中心とした生き方」であり、「神様が応援する生き方」だからです。
まずは、「私は誰を幸せにしてあげるか」を決めましょう。その後、「どのようにしたら、その人を幸せにできるか。何をしたら喜ばせることができるか」を考えてみましょう。
相手の喜ぶ姿、笑顔を思い浮かべながら行動してみると、自分自身の運気が変わります。
幸せな人生を送る秘訣(ひけつ)は、「周りの人を幸せにする」ことなのです。