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(『祝福家庭』87号)
【第2祝福】「家庭完成」

 いつでもどこでも、訓読生活!
 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第二祝福】
「兄弟姉妹」に関するみ言(1)

 兄弟とは何でしょうか。神様はなぜ、私たちに兄弟を下さったのでしょうか。兄弟は全世界の人類を象徴します。私たちは家庭の中で兄弟を愛する経験を通して、人類を愛する人類愛、同胞愛を学びます。兄と姉を愛する心が、そのように広がるのです。

 お互いに愛を分かち合う家庭の姿は、人類が互いに融和する姿と同じです。たとえ自分が空腹でも、兄弟のためにご飯を残すことのできる愛が兄弟愛です。グローバルリーダーは、まさに人類を相手に兄弟愛を施す人です。


『平和を愛する世界人として』〈光言社版〉360


 兄弟がなぜ必要ですか。男性は、妹や姉を見ながら、「母はあのように育ったのだなあ」ということが分かるのです。母親が育っていく姿を見るのです。また女性は、兄や弟が育っていくのを見て、「父はあのように育ったのだなあ」と、その姿を見るのです。それが兄弟愛です。そのように育って一つになるのです。ですから、兄弟を愛さなければなりません。


天一国経典『天聖経』第3篇・第2章・第5節・1


 天国は「私」が父母を愛するように、年を取った人々を愛することができる世界、兄弟を愛するように世界の人類を愛する世界、そして、夫婦同士で愛し合うように自分と同年配の人々を愛する世界です。家庭的な心情を中心とした、大宇宙的な人格観を中心として生きる世界です。

 そのような人々の家庭が全体化した社会的形態が、天国社会だというのです。天国は、私の家庭を拡大した世界、私の兄弟を拡大した世界なのです。


(同 第5篇・第1章・第4節・15