2023.04.05 17:00
スマホで立ち読み Vol.23
『み言に学ぶ統一原理【後編】』3
スマホで立ち読み第23弾、『み言に学ぶ統一原理【後編】』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
本書は文鮮明(ムン・ソンミョン)先生が統一原理について語られた内容を『原理講論』と同じ章構成でまとめたみ言集の後編です。
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緒論について
第一節 蕩減復帰原理
(一)蕩減復帰
③蕩減復帰とは
蕩減(とうげん)復帰とは何を意味するのですか。何であっても、その本然の位置と状態を喪失したとき、それらを本来の位置と状態に復帰するには、必ずそこに必要なある条件を立てなければならないということを意味するのです。このような条件を立てることを蕩減といいます。
しかし、一般社会では、蕩減という言葉をそのように重要視していません。言葉はありますが、その内容をよく知らずにいるからです。天と地、神様と私たち人間だけならば、このような蕩減という言葉は必要ないはずです。私たちの最初の先祖を堕落させたサタンがいるから必要なのです。(2002.8.10)
復帰しようとすれば蕩減が必要です。蕩減とは何でしょうか。「蕩」という字は、溶かして削って、小さくするという意味です。ですから、様々な損害を被ることによって罪を削って、小さくするのが蕩減だということです。(2002.8.15)
蕩減というものは、あることに対して、犠牲の条件を代わりに立てて越えていくことです。十の損害を被れば、何らかの条件を立てて十以上の利益をもたらして、初めて蕩減になるのです。(29-335、1970.3.14)
蕩減は何によって成立するのでしょうか。祭物によって蕩減という結果が成就するのです。皆さんは蕩減復帰という言葉はよく語りますが、祭物という認識からは離れています。祭物がなければ蕩減復帰が成立しません。蕩減にならないのです。ですから、蕩減は祭物を通してしなければならないのですが、これは必ず裂かれなければなりません。(47-292、1971.8.30)
蕩減復帰の過程では、絶対に神様も後援しないし、教会も後援しないので、一人でしなければなりません。助けてあげたら蕩減になりません。どうしてですか。人間の責任分担という原則があるので、その原則において、助けては蕩減にならないからです。それを助けることができたならば、人間が堕落するとき、神様が干渉して堕落しないようにしたでしょう。人間の責任分担があるからできなかったのです。(124-302、1983.3.1)
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次回は、「蕩減条件」をお届けします。お楽しみに!