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家庭教育局だより 6
血統の重要性④
神様との親子の絆を命のごとく守る

松山平男 家庭教育局長

 今回は、祝福家庭に与えられた神様の血統の重要性と、それをいかにして守っていくべきかについて、松山平男局長に解説していただきます。(『祝福家庭』2022年春季号より転載)


▲「2021 天地人真の父母様天宙聖婚61 周年記念 孝情Youth Blessing Festival」の「聖決式」で、純潔を象徴する「聖決リング」を青年代表に下賜される真のお母様(2021 年3月27 日、韓国・清心平和ワールドセンター〈現・HJグローバルアートセンター〉)

二世はすでにある人生の中で神様との親子の関係を築く
 一世は神様との親子の関係、血統関係を復帰していくことを目指して前に進んでいきます。では、すでに神様の血統の中にいる二世はどうでしょうか。

 二世は、生まれたときから、気がつけば当たり前のように「神様の子女」として成長していきます。ですから、日常の生活の中から、いかに神様との関係を生命視し、それを深めていけるかが鍵となります。

 時には、社会の現実と教会の理想との格差や矛盾、神様の子女としての意識と、自分を取り囲む社会の価値観との差に苦しみ、自らの歩むべき方向を見失い、与えられた血統の価値をむなしく捉えてしまうこともありうるのです。たとえ生まれたときから「神様の子女」という位置を与えられていたとしても、その血統に対する切実な心情を理解しなければ、歴史を超えて結び直し、やっと手に入れた、神様との親子の関係を再び失ってしまう恐れがあるのです。

 一世は、伝道など、信仰を中心としたさまざまな活動を通じて自分の愛の限界を感じ、苦労の先端で神様と出会います。神様の血統を備えた二世においても、それは同様です。葛藤の中で親なる神様の愛を求め、神様との親子の因縁が命のように大切なものであることを実感していくための過程が必要です。

 教会の草創期における先輩祝福家庭においては、神様の血統に生まれた祝福二世の価値を信じ、大切に考えながらも、「神様の子女だから天が守る、自動的に信仰が育つ」という誤解を持っていた方が多くいたのも事実です。

 振り返ってみれば、アダムとエバは、神様の血統を持ち、「創造本然のエデンの園」という清い環境の中にいたにもかかわらず、堕落してしまったのです。ましてや、価値観が混沌(こんとん)とした現代社会で暮らす二世において、血統を守るということがどれほど困難なことかを、一世は理解しなければなりません。そして、そんな二世たちに寄り添って共に歩み、祈り、最善を尽くしていくことが必要なのです。

全てをご存じのうえで赦してくださった天の父母様の愛に応えよう
 ここまで、私たち祝福家庭が天から与えられた血統の重要性と、その血統を守るに当たって目指すところ、その大変さを記してきました。

 現在、私たち統一家においても、個人や家庭が理想とは程遠い姿の中を、負債や不足に苦しみながら、それでも天を仰ぎ、本然の理想に向かって歩もうとする人がいます。そして、その一つ一つの事情を、誰よりもご存じでいらっしゃるのが天の父母様です。

 それぞれの家庭、個人が置かれている事情は、それぞれに与えられた歴史的使命と言えます。天の父母様は、全てをご存じのうえで、全てを赦(ゆる)してくださいました。本然の姿、真の愛と生命と血統の中で永遠に共に暮らす親子の理想を諦めることができなかった天の父母様の愛は、今この瞬間も私たちに注がれているのです。

 そのことを忘れることなく、天より与えられた血統を、命のごとく守り抜く祝福家庭となっていきましょう。そのために、私たちに与えられた神様の血統と、その貴さにいま一度思いを巡らせ、私たちの目指す本然の世界、本郷の地に向けて、小さくとも、着実な歩みをなしていきましょう。

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