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家族の絆づくり 260
成長志向で楽しむ人生!

ナビゲーター:阿部 美樹

現状維持は「後退」
 人生は一度しかないので、後悔しない人生を歩みたいものです。そのためには「自分の成長を楽しむ」ことが大切です。

 ウォルト・ディズニーの有名な言葉があります。
 「ディズニーランドはいつまでも未完成である」「現状維持では後退するばかりである」という言葉です。

 時間が経過しているのに変わらないという現状維持は、維持しているように見えても実は後退しているといいます。
 時の流れと共に、社会は新しいものや良いものを目指して変化します。時代が流れているにもかかわらず、現状維持では取り残されてしまいます。

 そのためには、「教育を受ける」という受け身ではなく、「学習する」という主体的・能動的姿勢が大切です。
 教育されることに慣れると、自ら考えて行動すること、やる気を持って行動することが失われがちです。

 激変する時代だからこそ、新しいスキルや考え方を自ら学んで習得していく力が求められます。

アウトプットする「実行力」
 さらに学んだことを身に付けるためには「アウトプット」することが必要です。
 学んだことを誰かに話す、ノートに書きだす、後輩に教える、自分でやってみるなど、「行動する」ことです。

 成長したいのであれば、とにかく行動することです。行動することで理解が深まり、実感が伴います。繰り返し行動すれば習慣化して自分のものになります。

 継続的なインプットで「新しい発見や気付き」「有益な知恵」が与えられます。継続的なアウトプットを行えば、新しい発見や気付きが実感を伴う理解となり、有益な知恵が深く広く考える人格の形成につながることでしょう。

 イメージしたことを自ら行動に移せる能力は「行動力」です。しかし単に行動するのではなく、ある目的を達成するための計画を立てて実行するという「実行力」を身に付けたいものです。

 実行力とは、行動力に計画性と思考能力がプラスした能力です。さらにその実行力には、一度決めたことを最後までやり抜き通すという「遂行力」が伴う必要性があります。

 なぜなら、凡人は実行してもなかなか継続できないことが多いからです。
 また、やるべき行動の順位付けや手順を考える「段取り力」も必要でしょう。

 このように、実行して成長することが大切です。そのためにも、成長したいという向上心と、成長することを楽しむ心を常に持っていきましょう。