https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4141

スマホで立ち読み Vol.21
『み言に学ぶ統一原理【前編】』8

光言社・文鮮明先生の『み言に学ぶ統一原理【前編】』より

 スマホで立ち読み第21弾、『み言に学ぶ統一原理【前編】』を毎週水曜日(予定)にお届けします。
 本書は文鮮明(ムン・ソンミョン)先生が統一原理について語られた内容を『原理講論』と同じ章構成でまとめたみ言集です。

※本文中、各文章の末尾にある( )内の数字は、原典『文鮮明先生み言選集』の巻数とそのページ、またはみ言を語られた日付を示しています。

---

総序について

人間の無知と淫乱の弊害

 堕落は、サタンの利己的な偽りの愛によって天道に背いたことであり、結果的には、神様と真(まこと)の愛を知らない無知に陥ってしまったことです。こうして人間はサタンに従い、神様を失って本然の価値も失ってしまったのです。幸福の根本要因である、真の愛を中心とする真の家庭を成し遂げられませんでした。(294631998.6.11

 真理を忘却させたのが堕落でした。そして、神様に讒訴(ざんそ)できるサタンが出てきたのが堕落した世界です。僕(しもべ)の立場にいたサタンの根本を突き止めなければなりません。聖書には「真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」(ヨハネ832)とあります。無知のままでは完成できません。(65981972.11.13

 全世界が今、宗教圏も含めてすべてめちゃくちゃになっています。キリスト教であれ、仏教であれ、ユダヤ教であれ、イスラームであれ、すべて男女関係がめちゃくちゃです。日本もそうです。宗教を信じていても、宗教の集会の場に行くと、若い男性と女性たちはそこを恋愛の場だと考え、何度か付き合っては問題を起こしています。宗教自体も、フリーセックスの風潮や男女問題の紊乱(びんらん)の基準を収拾できる方法がありません。乗り越えて、それを解放する方法がないのです。(2571271994.3.14

 アメリカのようなキリスト教国家が、どうしてこのように青少年の堕落時代になったのでしょうか。それが謎です。これはなぜかと尋ねても、どの神学者も答えられません。キリスト教は伝統的な文化を中心として家庭倫理を立てており、聖書を見れば淫乱というものは赦(ゆる)すことのできない罪の骨子だと規定しているのに、聖書観を中心として信仰する、このようなキリスト教文化圏を代表するアメリカが、どうしてこのように個人主義化し、このような淫乱にはまっていったのかというのです。(2111391990.12.30

 青少年の淪落(りんらく)と家庭破綻の問題に、いかなる政府も手を出すことができません。神様も堕落していくアダムとエバに手を出すことができなかったのですから、これに手を出して収めることのできる存在はいないというのです。いくら政治的な理念をもっていても、教育理念や思想理念をもっていたとしても、青少年の淪落と家庭破綻を防備する道がありません。(2000.8.31

 今日のアメリカ、ヨーロッパ、日本など、世界の先進諸国を見てください。東西、四方に押し寄せるフリーセックスと淫乱の波を、誰が防ぐことができますか。子供たちの問題で苦痛を受け、苦しんでいるではないですか。これが大問題だというのです。末梢(まっしょう)神経の刺激を追い求めていく享楽主義、紊乱な愛にも満足せず、麻薬や幻覚剤を求めていく、そのような世界になっています。それは、すべて体が死亡へと引っぱって行く道です。決して心が行こうとする道ではありません。(2011551990.3.30

 堕落が淫乱によって起きたことを知りましたが、それではなぜ心と体がこのように闘うのでしょうか。それは、心は神様に属しているのですが、堕落することによって、体がサタンに属するようになったからです。(266221994.12.4

---

 次回は、「宗教と科学」をお届けします。お楽しみに!



「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

『み言に学ぶ統一原理』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ(前編後編)から