家族の絆づくり 23
幸せを呼び込む「三つの心」

ナビゲーター:阿部 美樹

心のもち方で結果が変わる
 幸せになるためにもつべき「三つの心」を紹介します。

 第一は「感謝の心」です。種まきをしても、肥沃な土壌にまかなければ芽を出すことができないように、「努力」を実らせる人生の肥沃な土壌とは「感謝の心」です。「ありがたいと思う心掛けこそ、願い事がかなう脳内環境だ」と解説する脳科学者もいます。恵みを受けた時だけでなく、何もなくても、逆境の中でも感謝できたら、その出来事は私自身の成長の糧になります。

 第二は「信じる心」です。信じる心は、自分の個性を伸ばし、夢を実現するなど、無限の可能性の扉を開く鍵となります。人間関係でも信頼関係こそ、幸せになるための不可欠な要素です。スポーツ、学業、事業など各方面で成功を収める人の共通する特徴は、信じる心が強いことです。

感謝する人生と感謝される人生
 第三は「愛する心」です。「感謝する人生」は貴い生き方ですが、さらに「感謝される人生」になったら、それは偉大なことです。
 「あなたのお陰で私の人生は幸せになりました!」「あなたとの出会いが忘れられない!」という人が一人でもいたら、あなたの人生は、他者を幸せに導いた人生となります。
 そのためには「愛する心」をもって実践することが必要です。愛する心とは、感謝する心と信じる心が土台となってこそもつことができます。不平不満と不信の心をもつならば、愛することができません。

 「感謝する心」「信じる心」「愛する心」、この三つの心が一つになってこそ、あなたの人生は、幸せな人生として実っていくことでしょう。