私の心の中にいる神様 158
良心はいつも叫んでいる

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

良心はいつも叫んでいる

(女性 30代)

 私はずっと、自分の心を主管するというのは、自分の心にフタをすることだと思っていました。湧いてくる自分の感情を抑えてコントロールするのが当たり前だと思っていたのです。

 その結果、私は素直な喜怒哀楽を表現しなくなりました。良かれと思ってそうしているので、本当はそれで苦しんでいたということも分かっていませんでした。
 ですから、自分の気を紛らわすことに一生懸命で、「とにかく動く」ということで生きてきたように思うのです。

 このように、自分の心にしっかり向き合うことをしてこなかったので、私は自己観察、内省が苦手でした。

 そんな私が自己牧会プログラムに出合い、「自覚を取り戻す」ということを学びました。心に浮かぶ思いを一つ一つ実況中継して客観視していくようになってから、だいぶ楽になったと思います。

 自分の心と向き合う時は苦しい、面倒だと感じることもありますが、その先には良心との出合いが待っています。行動で気を紛らわせるよりも、良心と対話する方がすっきりすることが分かってからは、心と向き合うのが嫌でなくなりました。

 良心と対話する中で、「良心はいつも叫んでいる」ということが分かりました。
 私の幸福のためにずっと呼びかけてくれていた「第二の神様」がこんなに近くにいたのに、それを無視し続けていたと知り、愕然(がくぜん)とするような、申し訳ないような、ありがたいような気持ちです。

 このようなプロセスを通して、自分の気持ちをきちんと整理していかないと、本当は一歩も前に進めないんだなと、ようやく分かりました。

 これまでの、進めば進むほど心が重くなる歩みから、大きく転換できました。
 何かあれば実況中継、自己観察、自覚を取り戻して、光を送って…という習慣が身に付き、心が少しずつ成長していくのを感じています。

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 次回は、「つむじ風との対話」をお届けします。


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