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「性解放理論」を超えて(68)

フェミニズムを超えて、真の男女の愛へ①

 「統一思想」すなわち「神主義」「頭翼思想」によって生きるのか、神の言(ことば)を否定する思想を選択するのか…。
 「『性解放理論』を超えて」を毎週月曜日(予定)にお届けします。

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大谷明史・著

(光言社・刊『「性解放理論」を超えて』より)

六 フェミニズムを超えて
(四)フェミニズムを超えて、真の男女の愛へ①

 ポストフェミニズム(特にポストモダン・フェミニズム、およびクィア理論)の幹となっているのがポスト構造主義であり、その根となっているのがマルクス主義、ダーウィニズム、フロイト主義です。そしてこれらの思想を背景として、今日の性解放、同性愛などが推進されているのです。したがってマルクス主義、ダーウィニズム、フロイト主義が崩壊すれば、ポスト構造主義は崩壊し、ポストフェミニズムも崩壊せざるを得ないのです。そして性解放理論も崩壊する運命にあるのです。

▲性解放理論の崩壊

 ポストフェミニズムには、ポストモダン・フェミニズムやクィア理論のほかにも様々なフェミニズムがありますが、それらは、マルクス主義、ダーウィニズム、フロイト主義のいずれかの影響を受けているのであり、結局、性の区別を無くすとか、男性に対抗するような、過激なフェミニズムは崩壊せざるを得ないのです。

 人間始祖エバが犯したアダムより大きな罪によって、人類歴史を通じて女性は男性から虐げられるという苦難の歩みをしてきました。しかし再臨の時を迎えて女性が解放される時が来ました。そこで文(ムン)師は夫人と共に、19924月に、「世界平和女性連合」を創設されました。文師は次のように語っています。

 人類歴史はエバの堕落を女性たちが先頭に立って蕩減する時代が来ることを摂理的に要求しています。20世紀における男女平等の思想的風潮、また女性の真の解放を求める運動などは、女性が世界平和のために立ち上がって世界的に大きく活動する環境が造成されたことを意味しているのです。

 このような神様の摂理をよく知っている私は、1992年4月に、私の妻と共に「世界平和女性連合」を創設しました。この連合の運動は、近い将来に世界万民が参加する「世界平和女性連合」の運動へと発展させ、真(まこと)の愛を家庭の中で定着させることによって、理想世界、すなわち地上天国を建設するのです。今、女性の時代は、1990年代の世界的な趨勢(すうせい)であり、女性の愛と協調、和解、調和の精神が、世界平和のために歴史的な貢献を果たす時代であると言うことができます(※24)。

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24 文鮮明(ムン・ソンミョン)『平和経』(1368

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 次回は、「フェミニズムを超えて、真の男女の愛へ②」をお届けします。


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