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霊界の実相と地上生活(70)
天使たちの数

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第三部 天上の秘密
第一章 天使世界
一 本然の天使世界

李相軒先生

天使たちの数
 人間を創造し、愛してくださる神様の心を、私たち人間が量り知ることは難しいでしょう。親は何をしていても、常に子供のことが気に掛かるように、神様は、要所要所に子女を保護するために数多くの天使たちを配置されたのです。例えば、私たち人間は地上生活を通して、海辺で遊んだり、泳いだり、砂浜で寝そべったりしながら、いろいろなゲームをしたりします。そのような場所ごとに、私たち人間の目には見えませんが、天使たちが配置されているのです。天使たちは、人間が動くたびに共に動いているのです。あたかも偉い人が通り過ぎるときにカーペットが敷かれるように、天使たちは常に、人間の行く手をあらかじめ保護して、神様に人間の一挙手一投足を報告しているのです。しかし人間は、この事実をほとんど感知できずにいます。

 では、このような天使の保護圏の中に生きている人間たちが、溺死などの様々な事故で死にそうなとき、天使たちはどうするのでしょうか。数多くの天使たちは人間のために、人間と共に生きていますが、人間が天道に背けば、彼らの動きは一瞬にして変わることもあります。あたかも電気に(触れて)感電する瞬間、誰もそれを助けることができないように、人間が天道から逸脱すれば、天使の保護圏からたちまち分離してしまうのです。それゆえ、人間の人生の基準によって、例えば自らの考え、心掛け、普段の生活態度や、自分によって他人が立てた功績、そして神様の願う基準によって、天使たちが人間を保護する姿が変わってくるのです。私たち人間に配置された天使の数は、地球上の人口よりも、もっと多いのです。しかし、このような天使たちは、常に自らの位置を守りながら、神様の指示を受けながら生活するのです。

 ところで神様は、人間を創造する時、人間が成長する過程だけでなく、成長したのちにも、いつでもどこでも天使たちが常に保護することができる環境を準備されたのです。このような天使たちは、常に私たち人間の考えによって動くのではなく、神様の方向と指示に従って動きが変わるので、私たち人間は、彼らの動きを判断しがたいのです。それゆえ、私たちの人生の方向と目的と基準が、天使たちが保護しうる領域にさえ入ることができれば、神様のいらっしゃる所に直行していけるのです。私たち人間は、神様の子女としてつくられた幸福にもまた、限りなく感謝していかなければなりません。

2000105日)

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 次回は、「ルーシェルが堕落したのちの天使世界」をお届けします。


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