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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第115回 50代、60代でやるべきことは何でしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「50代、60代でやるべきことは何でしょうか?」という質問に対してお答えします。

 50代や60代になると「人生のピークを越えて、これからは人生の下り坂」と考えて力を失う人もいるかもしれません。

 しかし、日本の平均寿命は80歳超えです。
 さらには、「人生100年時代」ともいわれます。仕事の定年を前後にしても、まだ数十年の人生が残っています。この年代も将来を見据えた準備と心構えが必要です。

 50代60代になったらやるべきことを五つ紹介します。

 第1は、定年退職を意識することです。
 仕事においてどれだけスキルや経験、人脈があっても、定年退職で線引きされる宿命にあります。今から定年後に何をするかを考える時間を持ってみましょう。

 今まで築いてきた経験を生かして会社を起業する人もいるでしょう。生涯続けられる趣味をスタートすることも良いことです。
 昔好きだったことや憧れていたことを、趣味として改めて挑戦することも新鮮です。自由なスタイルで旅を楽しむことも良いでしょう。

 現役世代は余暇に注ぐ時間が限られていますが、そろそろ時間を取って余暇を大切にしてみましょう。
 昔の肩書や仕事にしがみつかず、人生を楽しめる人になれば、豊かな心を育むことができるかもしれません。

 第2は、家族や友達との人間関係を深めることです。
 仕事に追われていた世代は、仕事上の人間関係が中心になっていたかもしれません。
 改めて夫婦の愛情を深め直すことが必要です。夫婦で旅行したり、趣味を楽しんだり、同じ目的で同じ方向を向くことによって、夫婦仲もさらに深まっていくことでしょう。

 子供や孫との関係を見つめ直して、適度な交流と協力をしながら良好な関係を築いていきましょう。

 仕事上の人間関係ではなく友達との関係を深めることも大切です。心から友達と言える人がいることは幸せです。
 いつも若々しく生きるためには、同年代の友達だけでなく、若い友達を持つことも新鮮です。

 第3は、学びで人生を豊かに深めることです。
 何か学びたいテーマを決めて生涯学習を実践することは、人生を豊かにしてくれます。若い時とは違って、深い観点から物事を見つめることも可能です。

 新しいことを学ぶ喜びは、人生に幸せや躍動感をもたらします。年齢よりも若く見える人の多くは、いつも新しいことにチャレンジしています。

 まさに、学びは自分なりの生きがい探しになります。自分の人生がこれで良かったと納得するためにも、学んだことを可能な限り実践してみましょう。

 第4は、健康のための習慣作りです。
 健康のために散歩や適度な運動をすることも必要です。

 認知症にならないためにも、朝の日差しを浴びる、カラオケをする、利き手と違う手を使う、買い物の予算を決める、地図を見て散歩する、日頃と違う行動を試みるなど、脳を活性化させるトレーニングを心がけてみましょう。

 第5は、5年後死ぬとしたら、何をしておきたいかを考えることです。
 この問いを自分に投げかけて、本当にしたいことをおろそかにしていないか、後回しにしていないかをチェックすることです。

 これは、後悔のない有意義な人生になるためにも大切なことです。人生の後半に向かって良き出発をしましょう。


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