2022.11.25 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第114回 いつも機嫌良く生きる秘訣はありますか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「いつも機嫌よく生きる秘訣(ひけつ)はありますか?」という質問に対してお答えします。
「人生山あり谷あり」と言うように、人生はさまざまな出来事の連続ですが、心はいつも明るく前向きに機嫌良く生きたいと願うものです。
しかし実際は、目の前の出来事に振り回され、心が不安定になり、不機嫌になってしまう場合が多いものです。
不機嫌になるのは自分が思ったとおりにならないからでしょう。
その時、機嫌の悪さを表に出す人がいます。我慢して抑えている人もいるでしょう。心のコントロールをしてわだかまりを感じない人もいます。
機嫌の悪さを表に出せば、連鎖反応で周りの人も機嫌が悪くなるなど、人間関係がぎくしゃくする可能性があります。ストレスが溜まり、疲れて病気になるかもしれません。
一番良いのは、わだかまりを感じないという、いつも機嫌が良い人です。
それでは、機嫌を良くするためのポイントを紹介します。
第1のポイントは、客観的な目で自分を見ることです。
機嫌が悪くなると、感情的になって心のコントロールが利かなくなるものです。まずは、「自分は機嫌が悪くなっている」と第三者の立場から冷静に把握する、気付くことが大切です。
第三者から見るとどのように見えるか考えてみましょう。
第2は、肯定的な目で自分を見ることです。
思いどおりにいかなかったという否定的な目で見ているので不機嫌になってしまいます。
反対に肯定的な目で見てみたらどうでしょうか。
「思いどおりいかなったことのメリットは何か?」「失敗したと見える出来事のメリットは何か?」「事故に遭ってしまったことのメリットは何か?」「けんかしてしまったことのメリットは何か?」というように、全てのことに対して「メリット」を考えてみましょう。
すると、メリットだけに焦点を絞っているので、デメリットは考えないし見えなくなります。
そうすれば、「自分の成長や訓練のためだった」「自分の足りないところを気付かせてもらった」「けんかすることを通して相手の大切さを感じた」とか、全ての出来事に肯定的な教訓があることに気付くことでしょう。
このように、肯定的な視点に変えることで心が軽くなり、楽しくなるかもしれません。
第3は、好きなことをやってみることです。
ストレスがたまると心が苦しくなり、疲れます。やりたいことを自由にやってみましょう。
しっかり寝ることも良いリセットになり、気分が切り替わることがあります。好きな音楽を聴いたり、見たい映画を鑑賞したり、好きな料理を食べたり、友達とおしゃべりするなど、好きなことをすれば心が明るく前向きになります。
第4は、笑顔をつくることです。
笑顔をつくるだけでも機嫌は良くなります。口角を上げて、目じりにシワを寄せるイメージで笑顔をつくってみましょう。鏡を見ながら楽しそうな笑顔をつくるだけでも絶大な効果があります。
このように、「客観的な目で自分を見る」「肯定的な目で自分を見る」「好きなことをやってみる」「笑顔をつくる」ことで、自分の機嫌をコントロールしましょう。