私の心の中にいる神様 149
ひとこと言ってやりたい時には

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

ひとこと言ってやりたい時には

(男性 20代)

 私は血気怒気が強い性格です。
 あるとき上司から、イラッと来る文面のメールが届きました。もともと私と上司の関係は悪く、面と向かっては話せない、メールでしかやりとりしない関係です。

 そのメールは、私の仕事についての指摘だったのですが、それに対して言い返したい思いが止まらなくなりました。

 それで、カリカリしながら反論メールを打っていたのですが、ふと、上司を一方的に否定し、自分は正しいと信じて疑わない自分の姿に気が付き、立ち止まらされました。
 良心が気付かせてくれたのだと思いましたが、特段、こうしなさいといった答えはありませんでした。

 私の勤務先では朝に体操の時間があり、ちょうどその時間になったので、ひとまず体操をして、自席に戻りました。
 その瞬間、「流していきなさい」という思いが浮かんだのです。上司を否定しようとする思いに引っかからずに、一つ一つ流していったらいいということだと思いました。

 上司からは後から改めて、「こうでこうで、こうだよね」という丁寧な説明を受けました。よくよく聞いてみると、間違いの指摘というよりは、自分が気付けなかったことに気付かせてもらっただけだったと、素直に受け取ることができました。

 ああ、こういうふうに良心は働いて、一つになれる方向に私を導いているのだなと感じました。
 「ひとこと言ってやりたい!」という時には気を付けようと思います。

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 次回は、「神様はどこにいるのか」をお届けします。


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