私の心の中にいる神様 148
右か、左か

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

右か、左か

(祝福二世男性 20代)

 友人と会う約束をしていた日の朝のこと、私は寝坊してしまいました。
 目が覚めたのは、これは間に合わないかなという時間で、「まずい、急がないと」とドタバタ準備をし、バイクにまたがって急発進しました。

 何とか間に合いたい気持ちで、猛スピードで走っていたところ、ある交差点で赤信号にぶつかってしまいました。
 そこからは、右から行っても左から行っても目的地に向かえるのですが、どちらに曲がるか迷いました。

 焦る中、「そうだ、こういうときは良心に聞いてみるといいと教えられていたな」と思い、「右か? 左か?」と心に尋ねてみました。

 すると、「急がなくってもいいんじゃない?」と、ずいぶんのんびりした感じの思いが浮かんできました。

 自分の思いは、「間に合わないといけない、どちらに行ったら早いのか?」をとても気にしているのですが、良心は「急いだら事故になるでしょ」と、全く違う観点から答えてきたのです。

 私はハッとして、冷静さを取り戻しました。
 言われてみれば、少し遅れたくらいで文句を言ってくる友人ではない、自分一人が焦っていただけだと気付きました。

 確かに良心の声だと感じる思いを、この時、生まれて初めて感じ取りました。
 冷静で客観的、私をよく知って私を幸福に導こうとする神様が、私の心に住んでいらっしゃると分かりました。
 これから、何でも尋ねてみたいと思います。

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 次回は、「ひとこと言ってやりたい時には」をお届けします。


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