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霊界の実相と地上生活(60)
統一霊界圏について

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第六章 統一霊界圏(統一霊界論)
一 統一霊界圏について

李相軒先生

 神様は、被造物の中で人間を主管主に立てられました。しかし人間は、過ちを犯すことによって偽りの主管主に変わってしまいました。それ以降、初めて「統一霊界圏」が現れたのです。統一霊界圏という名詞は、遠い未来に真の父母様がこちらへ来られて他の名前に変えられるかもしれませんが、ここ霊界では統一食口(シック)村が形成され、「統一霊界圏」という名前が生まれるようになりました。

 ここ統一霊界圏には、100パーセント私たち食口たちだけが集まって住んでいるわけではありません。その中には一般の功労者やお父様の理念と密接に関わって生きてきた人もいます。そしてここでは、他の宗教の人たちが出入りして互いに会うことができます。地上と同じです。ただ一つ違う点があるとすれば、礼拝儀式や真の父母様に対する儀式の手順などです。このような儀式に慣れていなかったり、なじみの薄い人たちは、「原理」を聴講していても、すぐに出ていってしまいます。しかし、ここでの大部分の生活形態は、ほとんど地上と変わりません。私たち食口は、彼らを伝道するために大きく心を開いて暮らしながら、理解させるように努めています。

 そして私たち食口の数は、キリスト教徒や他の宗教の信徒の数より少ないほうです。初めてここを訪れた者の感動は、やはり草創期のような雰囲気です。ここには真の父母様がいらっしゃらないという点を除けば、地上における草創期の食口の生活とほとんど同じです。

 霊界に上流層、中流層、下流層と数多くの階層があることは、既に分けて説明しました。では、統一霊界圏をなぜ再び分けて説明するのか、また必ずそうしなければならない必要性があるのか、それについて説明しようと思います。

19991224日)

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 次回は、「統一霊界圏の上流層」をお届けします。


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