2022.11.02 22:00
スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』1
統一思想研究院・編著
スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。
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序文
「統一思想」は文鮮明(ムン・ソンミョン)先生の思想を体系化して整理した理論です。「統一思想」は全人類が一なる神様に仕えて人類大家族の平和世界を実現するために提唱された思想であり、人類救済の思想であり、平和の思想であり、和解と統一を指向する真(まこと)の愛の思想です。したがって「統一思想」は「神主義」または「頭翼思想」とも呼ばれます。「神主義」とは、神様の真理と愛を核心とする思想という意味であり、「頭翼思想」とは、右翼でもなく左翼でもなくて、より高い次元で両者を包容する思想という意味です。1993年に発行された『統一思想要綱』の序文において、初代統一思想研究院院長である李相軒先生は、「統一思想」の体系化の作業について次のように述べています。
かつて数多くの人生問題を抱えて、人生の道を煩悶(はんもん)してきた筆者は、1956年に入教後、文先生の教えを受け、その中に人生の問題を根本的に解決する数多くの驚くべき真理があることを見いだした。その時、筆者に映った文先生の姿は真理の宝庫であり、思想の泉であられた。
また人生の問題に悩んだ筆者が、この真理の思想によって救われたのであるから、この真理と思想の玉を結んで、かつての筆者のように悩んでいる多くの人々に真理の玉にレースを通して与えたかったのである。
ところでここで明らかにしておきたいことは、第一は、この本の中に整理された体系化それ自体が「統一思想」ではなく、文先生の思想自体が「統一思想」であり、体系化は先生の思想の一つの記述形式にすぎないということである。第二は、今まで文先生から教わった思想をなるべく正確に伝えようと思いながらも、能力の限界のため、筆者としては表現の正確さを期することはとても難しく、そのため出版された内容の中には読者にとって理解しがたい部分が多くあったということである。
ここに明らかにされているように、『統一思想要綱』はおよそ800ページに達する分量の書籍として、索引を付けて学術書としての面目を整えましたが、思想を扱う書籍がそうであるように、その分量と内容において、一般の読者が容易に接近するには多少難しい部分がありました。
新しい時代、新しい千年の歴史がスタートする歴史的転換点であるこの時、文鮮明先生は全世界の統一運動の指導者を済州島(チェヂュド)に呼んで、2001年8月18日から2週間にわたって「第一回世界指導者統一思想・勝共理論修練会」を開催されました。
訓読会の形態で文先生が自ら主宰してなされた修練会において、世界の指導者たちは「統一思想」と「勝共理論」の偉大性を再三確認しながら、南北統一と新時代を開くこの二つの思想の武装の必要性を実感するようになりました。
修練会が終わらんとする時、文先生は「統一思想」と「勝共理論」を要約した内容の冊子を出版するように指示されました。この本の出版のために、米国の「世界思想統一研究院」と日本の「統一思想研究院」との緊密な協力過程を経て、最終的に韓国の「統一思想研究院」で出版するに至りました。
この本の前半部には「統一思想」を収録し、後半部には「勝共理論」を収録しましたが、「統一思想」の要約は『統一思想要綱(頭翼思想)』を基礎に整理し、「勝共理論」の要約は主として『解かりやすい勝共理論』(韓国語版)から引用しました。膨大な思想体系を易しいながらも簡略に要約、整理するということは容易ではなかったのですが、神様の恩恵の中で無事に整理できたことを報告できるようになって、何より喜ばしく思います。しかし容易に表現しようと試みたことが、かえって難しくなった部分がないかと、ただ恐れる心が先に立つばかりです。
この本はあくまでも、「統一思想」に関する基礎的な理解を助けるために試みられた本であるので、より深く「統一思想」と「勝共理論」に接したい方は『文鮮明先生み言選集』と『統一思想要綱』、『共産主義の終焉(しゅうえん)』を参考にすることを願います。願わくは、「統一思想」と「勝共理論」が一日も早く全世界に伝播されて、思想と価値観の没落でさまよう人類に新しい希望のたいまつとなることを祈願する次第です。
2002年7月1日
統一思想研究院
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次回は、「原相論」をお届けします。お楽しみに!