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進化論から新創造論へ 4

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「進化論から新創造論へ」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 人間の祖先は本当にサルなのか? 統一思想からの提案は、科学的真理のように装ってきた進化論の終焉(しゅうえん)を告げる!

統一思想研究院 李相軒・編著

(光言社・刊『ダーウィニズムの誤りと統一思想からの提案 進化論から新創造論へ』より)

現代進化論に至る道

(3)ラマルクの進化論
-下等から高等へ生物は進化する-

 進歩の概念を掲げる啓蒙思想の台頭とともに、生物進化の思想が生まれてきました。18世紀後半、フランスのビュフォン(G. comtede Buffon)、モーペルテュイ(P.M.de Maupertuis)、ディドロ(D. Diderot)等によって生物の進化の思想が成長し、フランスの博物学者、ラマルク(Jean Baptiste Lamarck, 17441829)が1809年に『動物哲学』を著すことにより、生物進化論が明確に打ち出されました。すなわち、ラマルクは生物が下等なものから高等なものへ進化していくことを、事実に基づいて説明したのです。


▲ラマルク(ウィキペディアより)

 ラマルクは、“進化をもたらす要因は生物に内在する生命力であるが、それによって生物は単純なものから複雑なものへと発展し、また不規則さ(多様性)を生じる。そして生物には環境条件に応じて、それに適応した器官を生じる能力がある”として、次の二つの法則を提示しました(図2参照)。

①第一の法則(用不用説)
 発展の最終段階に達していないすべての動物においては、ある器官を頻繁に、不断に使用すればするほど、その器官は強くなり発達し、その大きさを増し、使用の期間に比例して力を得る。しかし、いつも使用されていない器官は、知らぬ間に弱まり衰え、その機能を減じ、ついに消失する。


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②第二法則(獲得形質の遺伝)
 長い間曝(さら)されていた状況の影響によって、そして結果的にはある器官の優先的な使用やある部分の継続的な不使用の影響を通して、個体が獲得したり、喪失したりしたすべてのものは、その変化が雌雄に共通であれば、そこから生まれる新しい個体に遺伝によって伝えられる。

 以上のラマルクの主張を要約すれば、生物は本来、単純から複雑へと前進的発展をするが、それが環境条件の変化の中で、用不用の法則と獲得形質の遺伝の法則によって、今日のように多様化したということです。

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 次回は、「ダーウィンの自然選択説」をお届けします。