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霊界の実相と地上生活(58)
真の父母の摂理の方向

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第五章 天上天下の救世主「真の父母」(メシヤ論)
二 真の父母の摂理の方向

李相軒先生

 今まで人類歴史の方向が誤っていたがゆえに、痛ましくも「復帰」という名詞が生まれました。

 人類歴史の出発が誤ったゆえに、人類歴史を正して神様の願う本郷の地に帰っていくことがまさに復帰です。神様が人類歴史の主人公となり、神様を中心とした善なる息子と娘が、愛と美の授受によって四位基台を完成するようになれば、それがまさに本然の地上天国となるのです。その場において個人、家庭、氏族、民族、国家、人類が、同じ父母に侍(はべ)って幸福な世界を築いて暮らしたのちに、天上天国に移るようになっているのです。

 ところが人間始祖の出発が誤ったゆえに、神様の代わりに「偽りの父母」を中心とした悪なる子女が悪の四位基台を完成するようになり、個人、家庭、氏族、民族、国家、人類は、地上地獄をつくるようになってしまいました。そうして、「偽りの父母」から血統を受け継いだすべての地上人は、罪悪と戦争と不安の中で生きてから天上地獄へ行くしかなかったのです。

 それゆえ人類歴史の誤った方向を正すために、真の父母様が地上で様々な次元の合同結婚式を挙行なさっています。真の父母様が、それを通して神様を中心とした子女に重生させれば、地上の生は天上天国の生活にそのままつながり、人類は神様の国で安息、定着するようになるのです。

 それゆえに、人類歴史は復帰摂理歴史です。蕩減(とうげん)復帰摂理の過程を経ずしては、天上の神様の国に登録できません。そのために天上天下(てんげ)の真の父母様が、復帰摂理時代の主人公、復帰摂理の案内者、救世主メシヤとして来られたのです。

 皆さんは復帰摂理に共に参与して摂理的な人物となり、誤った歴史を正す子女となり、神様の血統を相続する者とならなければなりません。そうして新しい歴史の先駆者や旗手となって、復帰摂理の前に勝利の旗を掲げながら、「神様と真の父母様、万歳!」を叫びうる子女として責任を全うしましょう。

19991123日)

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 次回は、「真の父母と共に成すべき終着地」をお届けします。


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