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霊界の実相と地上生活(57)
真の父母が来られる目的

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第五章 天上天下の救世主「真の父母」(メシヤ論)
一 真の父母が来られる目的

李相軒先生

 人間創造の出発から、誤った歴史が休まず流れてきました。このような誤った人類歴史の流れを黙認して放置しておくならば、神様の摂理の方向を正すことができません。そのためには人類の救世主である「真の父母」が現れ、「偽りの父母」から出発した誤った人類歴史を清算しなければなりません。そうでなければ神様を中心とした人類歴史が始まらないのです。

 天地間にもつれた誤った人類歴史を正すためには、真の父母が現れなければなりません。そうして人類は、神様の本来のみ旨を相続し、真の父母を中心とした血統を確立していかなければなりません。今や人類は、人類を救うために来られた真の父母様、文鮮明(ムン・ソンミョン)先生のみ旨に従って、血統復帰である祝福を通して神様の子女として認められるべき時点に達しました。そうして初めて、神様の創造理想が実現されるのです。言い換えれば、地上では神様の祝福を通してこそ理想的な夫婦、理想的な父母、理想的な子女、理想的な家庭が出現するのです。そして、そういう家庭を通してこそ理想世界が形成され、天上において本然の天上天国が定着するのです。

 今まで人類は、偽りの父母の血統を受け継いだまま地上で生き、それから天上に来たため、自動的に天上には偽りの血統の世界が生じるしかありませんでした。したがって、偽りと戦争と疾病だらけのグループや共同体が形成されるしかなかったのです。

 それを解決するためには、真の父母がこの地に出現しなければなりません。地上だけでなく天上においても解放されていない偽りの血統から生まれた先祖たちがたくさんいますが、彼らも真の父母様の救いのみ手によって最後の関門を通過すれば、神様の国で永遠に幸福な場に安着できるのです。

 このような脈絡から考えてみるとき、理想世界を実現するためには「救世主」、「真の父母」が必ずこの地に出現しなければなりません。このような摂理的経綸(けいりん)のために真の父母は顕現したのです。皆さんがこのような恵まれた環境において、同じ目的を成し遂げていく同参者となることを切にお願いします。

19991223日)

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 次回は、「真の父母の摂理の方向」をお届けします。


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