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新 堕落性の構造 49

 現代人に不幸を招来する「心のゆがみ」。そんな悩みの尽きないテーマをズバッと解説! 人間堕落の根源からその原因を究明している一冊です。毎週木曜日配信(予定)でお届けします。

阿部 正寿・著

(光言社・刊『こう解ける! 人生問題~新 堕落性の構造』より)

14. 不信の根源は神への不信

◉不信は神から離れること
 聖書の創世記によれば、神様は最初の人間であるアダムとエバを創造されて、「エデンの園にあるどの木からも取って食べていいが、善悪を知る木の実は取って食べてはいけない」と命じました。しかし、蛇に誘惑されたエバは、神様の命令を守らずに取って食べ、またアダムにも勧め取って食べさせました。これが人類の堕落の始まりでした。すなわち人間始祖は神様の命令を不信して堕落しました。したがって、堕落人間には信じるということが難しくなってしまったのです。

 堕落は、蛇に象徴される天使長と、エバとアダムの三者の間で起こりました。天使長は神様の召使として創造され、幼いアダムとエバという子供を神様の身代わりにお守りする役目でしたが、自分は神様から十分に愛されていないと思い込んで、親の立場の神様を恨んで、幼いアダムとエバを犯してしまったのです。

 親の立場の事情、心情を理解せず、自己満足のため堕落したのです。「神様も自分を愛していてくださる」ということが信じられずに、堕落してしまったのです。ここから不信が始まりました。

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 次回は、「神を信じて不信克服」をお届けします。


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