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続・日本統一運動史 34
原理大修練会での御言①

 真の父母様が「母の国」である日本に向けて語られたみ言や、教会員たちの涙の証しなど、「続・日本統一運動史」では、1965年以降の「知らなかった」エピソードをお届けします!
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歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第四章 真の御父母様との一体化時代
五、真の御父母様の御家庭、初御来日(1967. 6. 128. 10

(5)原理大修練会(1967. 6. 176. 30、本部教会)
 1957年815日に出版された『原理解説』の土台の上に、196651日、韓国で、より本格的経典である『原理講論』が出版されました。その『原理講論』に基づく修練会が、全国から105名の責任者クラスの参加のもとに、617日から30日までの2週間にわたって、本部教会で開催されました。

1. 開講式における御言(6. 17)
 「今、日本の現状から見れば、一番、国家的重大な問題とされているのは、共産主義である。その次は…日本精神を汚すような宗教的観念…。それから、第三の問題は青少年問題。…日本の将来の運命を決定する立場に立つ者は、何と言っても若者たちである。この青年たちが、これが腐敗の立場に立っている。こういう人たちをいかにして復帰するかということは、これは、日本の将来のすべてのことを解決しえるか否か、という重大な問題に引っかかっております。こういう点を考えてみると、これらすべての解決をするのは、何と言っても我々の統一原理でなくてはならない…。…

 アジアにおきましては、何と言っても日本と韓国と中国が一つになれば…ある基盤が造れるんじゃないかと思いまして、今度、韓国と日本の皆さんがいかにして心情的に一体になるかということは、天的から見ても重大な要求である。…

 それから、この原理講義をする劉協会長さんですね、この人に関して一言いいたいことは、先生に対しては…なくてはならない重大な関係を持っておる。…今までの歴史のすべてを蕩減し得る堕落界のアダムの身代わりとなって、そうして復帰し得る再臨主の前に、復帰されたアダムの基準を自分一人で完遂するような基準を立てさせなければ、新しい復帰のいわゆる完成基準が出発されないという、その重大な基準があるから、そういう使命を天から負わされて今まで闘ってきたのであります。…

 それで、そういう基準を天の方から立たさせんがために、神の方では、ある期間においては、試練の過程を通過させた。ああいう不具なその身ぶりをもって毎日10時間以上の講義を続けて、38か月、長い間を忍耐深くこれを突破しました。その間においては、いろいろな涙ぐましい場面があったわけなんです。ある時には疲れ、ある時には風邪をひいたり、そういう時でも、自分ながら辛いのを知っておる先生としても、それをそのまま同情したり、講義の時間をのがしたりしてはいけない。これをある目的まで行くには、続け続け通して、ある基準を越えなければならないというのが、天の願いであり、人間の蕩減条件として立たさなければならないという責任であるから、…死にもの狂いになってその期間を突破しなければならないという気持ちでもって、先生もそうだし、劉協会長もそういう心もちでこの期間を突破していったんであります。…人より以上の不具の体でもって、より以上の疲れる立場に立ってもそれを屈伏させていったという、その強靭なるその忍耐力をもってこれを成し遂げたということは、天と共に、先生自身も心から感謝するんであります。…

 もう一言は、この原理を研究するにおきまして重大なことは、これがただ勉強するという観念でここに参席してはいけない。…それは講義する人の講義ではない。講義されている君たちの講義である。また、先生から賜わったその言葉じゃなくて、君たちが直接解決すべき言葉である。だから、その原理を探すための立場を君たちが先に立っておるという観念ですね。この人間の重大な問題を解決せんがために非常に悩み悩んで、どうにもこうにもできない、その泣くような立場に立って、こういう重大な問題を天から、あるいは君たちの祈りから、その解決されるその瞬間に臨席するというような気持ちが何よりも必要である。そういう基準が、自分の悩みの涙の中でこれを解決した時のその喜び、天に対しての感謝、自分ながらの嬉しさを感じるようなその気持ちを原理講義の中で、いかに体験するかということが何よりも重大な問題である。

 ある重大な講義の中に重要な部所がありましたら、その間においてこの120人、あるいは百有余の一人一人のうちで、どういう題目に対しては誰が一番心情的な感化を受けるかということを、天の方からすみずみまで見つめている。もしそういう人がおれば、その人を中心として神は日本的な心情的発展を思うに違いないでしょう。…この一瞬こそは最高の供え物として、最高の祭物として、神につめ得る、接し得る、こういうような二度とない絶好の機会であることを思いまして、精神共に一致させて、天が願い、先生が願い、講義する協会長が願う、原理自身が願う、日本が願う、世界が願う、そういう基準にかなうように精神共に尽くしてこの期間を、神が喜ぶような、すべての願いがかなうような、新しく希望を持ち得るような、その基準を造って下さることを思いながら、先生の話を終えたいと思います。」(抜粋)

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 次回は、「原理大修練会での御言②」をお届けします。

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