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霊界の実相と地上生活(54)
上流層の無形実体世界

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第四章 無形実体世界(霊界論)
二 上流層の無形実体世界

李相軒先生

 神様は、御自身と人間が真の愛を中心とした親子の関係となるように創造されました。そのため、神様と人間は願うことを直接話さなくても互いに通じて生活できるようになっています。このような生活をすることのできる世界が、まさに上流層の無形実体世界です。

 言い換えれば、神様と子女が考えを同じくする流れの中で生活することができるのです。したがって、そこには常に平和と幸福が満ちあふれています。そして、上流層においては「ため」に生きる生活自体が全面的に実現されています。

 したがって、その世界では不平、不満、葛藤、闘争などは全く起こりません。常に神様の光の中、神様の懐に抱かれていて、個人個人の心に豊かさと平安とゆとりがあり、個人的な我欲は生じないのです。そこでは神様と子女が、永遠の幸福と平和を共に味わいながら生きています。このような世界の実情を神様と真の父母様はよく知っていらっしゃるため、私たちに霊界を悟らせようとして何度も何度も訓示なさるのです。私たちは真の父母様の教育と愛の前に、千回も万回も感謝しなければなりません。

 神様が子女である人間に最上の立場を与えられたことや、真の父母様が子女である人間に霊界の実情を教え、永遠に幸せな立場に導こうとされるのは、真の愛による親子の絆(きずな)ゆえです。私たちはみな神様と真の父母様の愛を固く信じて感謝しながら、肉身を脱ぎ捨てて永遠に生きていく無形実体世界の生のために、完璧に準備をしなければなりません。真の父母様の愛と恩恵と涙を、深く深く肝に銘じてください。

19991217日)

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 次回は、「中流層の無形実体世界」をお届けします。


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