2022.09.15 17:00
スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』8
(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)
スマホで立ち読み第19弾、『真のお母様、感謝します』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
真のお母様(韓鶴子総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。
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英語を完全に受肉して講演された全米ツアー
下山弘倫(2075双、2015年聖和)
2008年11月11日から21日、真のお母様による全米12カ都市講演ツアーが開催され、私はビデオ記録担当者として随行しました。
講演文は、真のお父様の韓国語の深いみ言を英語に翻訳したものですから、その文章は抽象的で哲学的な語彙で埋められています。発音も難しく、お母様にとっても、英語で講演するのはなかなか大変だったと思います。しかしお母様は、1時間かけて、一言一句、正確に発音しながら読み上げられました。
お母様が、英語に抑揚をつけ、緩急自在にスピーチされるため、参加者との心情的交流がなされるのです。私は会場が一つになるのを感じ、お母様の主管力に感動しました。
最初の講演都市、ロサンゼルスでの大会の時です。講演で真の父母様の苦難の道に触れる箇所になると、お母様は滂沱(ぼうだ)の涙を流され、スピーチが何度も中断されたのです。私はこの時、お母様は英語を完全に受肉されたので、このような心情がお母様の心を巡ったのだと思いました。お母様はその後のすべての講演で、同じ箇所に来ると涙を流されました。
1時間近い講演文を、参加者は皆、お母様のスピーチに合わせて拝読しました。ミネアポリス大会では、体に重い障害のある少年が、お母様のスピーチに合わせて不自由な指で文章をなぞっているのが印象的で、思わず涙が出てきました。
ジェンキンス・アメリカ会長(当時)はいつも、「父母様の巡回講演は最前線なので、霊的な闘いもすさまじい」と語っていましたが、私はこの大会には絶対善霊が霊界から強烈に協助していることを感じました。
講演ツアーの期間、お父様は韓国・巨文島(コムンド)で精誠を尽くされ、すべての大会を、インターネットを通してご覧になりました。
そのようにお父様とお母様が一つとなっておられるので、お母様を通してお父様が語っておられるように感じるときもありました。それほどに、お母様は堂々と講演されたのです。
【お父様がお母様について語られたみ言】
先生が「しなさい」と言うことは何でも「する」と決意し、また、その決意したことをいつまでも失わずにいるので、あれほどの受難の道も克服できたのです。それは、目的を中心とした忍耐心に当たるものです。
(『真の御父母様の生涯路程』⑥ 212ページ)
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次回は、「凛(りん)として立ってくださるお母様に感謝」(河野貞子)をお届けします。お楽しみに!