2022.08.12 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第100回 悩みやすい性格です
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「悩みやすい性格です。どうしたら悩まない人になれますか?」という質問にお答えします。
世の中の多くの人を観察すると、悩みの多い人もいれば、悩みが少ない人もいます。
その違いは何でしょうか?
それは、悩みの数が多い、少ないという数の違いではありません。物事に対する捉え方が違うということです。
悩みが多い人は、悩みやすい思考をしています。ですから、思考を変えることで、悩みが確実に少なくなります。
悩みやすい人は、「うまくいかない」「失敗した」「嫌なことが起こった」と感じるとき、「どうしてこうなったのか?」「何が悪かったのか?」と考えます。
まさに、原因解明・問題分析型の思考です。
このように、よく考えるならば、問題が分析され原因が特定されることでしょう。そうすれば、その問題を改善することや是正することも可能でしょう。
しかし、意外にも人生に対する前向きな意欲は出てきません。自己肯定感も下がることが多いものです。
なぜかというと、問題の多いことや課題の多いことに気付いて、改めて「できない自分」「順調ではない自分」「運のない自分」「行動しない自分」を発見することになり、力を失うからです。
問題を探し、課題を分析しようとするので、欠点探しや課題探しが得意になります。
このような思考を繰り返すことを通して、「悩みやすい人」になります。
一方、悩みが少ない人は違った思考をしています。
さまざまな分野で成功している人、成長する人、活躍する人は、「どうしてこうなったのか?」ではなく、「どうなりたいのか?」「どうしたいのか?」「どうしたらできるのか?」ということを考えます。
原因解明ではなく願望の明確化です。問題の明確化ではなく幸せなゴールの明確化です。
過去を振り返る過去志向ではなく、幸せな未来を描く未来志向です。
このように、「幸せな姿」を想像し、「喜びの姿」「楽しい姿」を思い描くので、心も意欲的になります。
自己肯定感も高まり前向きになります。
物事の考え方に因果応報というものがあります。
「結果」があるということは、必ず何か「原因」があるはずだと考えます。
原因を解明することを通して現在の結果を変えようという考えです。
これこそ、原因思考・過去志向です。実は「原因」よりも「目的」が大切です。
何を目指すか?
どこに向かうか?
どのようになるか?
を明確にすることこそ必要なのではないでしょうか。
神が天地創造をされた時に、目的なく創造されたはずがありません。
「何をつくるのか?」「どんな姿にするのか」などを明確にされたことでしょう。
まさに神は、創造目的を明確して創造されたのです。
私たちの人生も創造的な人生になるためには、目的思考・未来志向が大切ではないでしょうか。
新約聖書の「ヘブル人への手紙 第11章1節」に「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである」という聖句があります。
悩んでいる事柄を明確にするのではなく、望んでいる事柄を確信することです。望んでいる事柄は「未来」にあります。
希望的な未来を思い描いている人こそ、信仰者であると言えるでしょう。
願いや目的を明確にして歩んでいきましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!