2022.08.10 17:00
家族の絆づくり 231
成功したら幸せになるのではない
ナビゲーター:阿部 美樹
「成功」と「幸せ」はどちらが先?
人は誰もが「幸せ」を願うものです。
そして幸せを実現するためにさまざまな努力をしています。
そうすれば、その努力の上に願い事が実現して、「成功」という実りを得ることができることでしょう。
成功すれば、達成感や充実感、さらには興奮や高揚感を得ることができることでしょう。
そのように考えると「成功したら幸せになれる!」ということになります。
しかし、改めて考えてみてください。
「成功したら幸せになれる」のではなく、「幸せになれたら成功できる」のではないかと。
成功していなくても幸せだと言う人がいるからです。
「事業に成功した」「試合に勝った」「試験に合格した」「入りたかった企業に就職した」などのように願い事がかなったという「成功」したときも幸せですが、「健康な状態が維持できている」「家族といい関係を持っている」「ありのままが心地よい」などのように、気分が良いときも幸せです。
幸せな心づくりの秘訣?
心が快の状態で幸せだと感じている人は、現実も快の状態を呼び込むことができるタイプです。
そのような人は、願いがかないやすく、福が多くなるなど、順調な人生を歩む傾向にあります。
快の感情である「うれしい」「楽しい」「喜び」「心地よい」「気分がいい」「やりがい・生きがい」という心こそ大切なものではないでしょうか。
では、そのためにはどのようなことを工夫したらよいでしょうか。
五つのポイントを紹介します。
第1は、自分の人生の中で感謝することを探すことです。
第2は、自分の長所・強みを探し、自分の使命や役割について考えることです。
第3は、相手の長所・強みに注目し、褒めるところを探すことです。
第4は、環境が恵まれていることに注目することです。
第5は、神様が私の幸せのためにどんなメッセージを下さるのか考えることです。
幸せな心づくりをして人生を充実させていきましょう。