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霊界の実相と地上生活(47)
上流層の鉱物世界

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第二章 被造世界(宇宙論)
三 鉱物の世界

李相軒先生

上流層の鉱物世界
 上流層のすべての被造物は、一様に真の主人に会いたがっています。上流層の鉱物は、創造本然の被造物といえるでしょう。天や地で、海や川で、山や野原で、風や水や石などすべての鉱物は、一様に自らの主人を見分けて歓迎することのできる、最高の基準を享受する被造物です。

 ここで注目すべきことは、口の利けない石ころ、足に踏まれる石ころが何を通して語り、いかにその言葉が人間の耳に聞こえてくるのかという点です。上流層のすべての被造物は愛の神様に対して心を開いています。したがって、人間が完成して神様の子女としての立場に立つようになれば、神様が子女を愛するその基準の前に被造物も心を開くようになり、人間は宇宙すべての主管主となります。人間が主管主の位置に置かれるようになれば、ここに所属している被造物はすべて主管主の前に共鳴せざるをえません。上流層の鉱物は、誰が命令しなくても自ら人間に共鳴します。これはあたかも四季が、誰に命令されなくても移り変わるのと同じです。これが神様の創造の基準です。

 神様は、人間を愛の最高基準に立てておかれました。これは神様の人間に対する特別な配慮です。したがって鉱物世界、植物世界、動物世界は、人間に授けられた大きな神様の恵みです。これより正確に神様の愛を説明する方法があるでしょうか。これより的を射た説明はどこにもないでしょう。このような脈絡から考えてみるとき、神様を私たちの父母として侍っていけるということは、どんなに幸福なことでしょうか。

 私たちは心を尽くし、真実を尽くし、真を尽くして、創造本然の人間の姿を指標として生きていくならば、その幸福な立場はすべて私たちのものとなるでしょう。その目標のためにすべての熱情を捧げて生きていくことを、李相軒はお願いしたいのです。この幸福な立場を私たちが逃すのではないかと憂慮し、霊界の事実を教えるために李相軒を召命された真の父母様の事情を思うと、いつも申し訳なく恐れ入るばかりです。皆さんが真の父母様の切なるみ意(こころ)を深く深く察しながら、このような霊界の現実を受け入れてくれるようお願いします。私はいつも皆さんに真実だけを紹介しましょう。

●興進(フンヂン)様のメッセージ
 私は、地上で病気を治療したこともないし医者でもありません。そして若くしてこの場にやって来ました。しかし、私は病気を治すこともでき、人を見る目もあります。こちらの世界では、被造物でさえ真の主人を見分ける能力を持っています。それなのに、宇宙の主管主としてつくられた人間が、神様の聖なる霊の中にあってできないことがあるでしょうか。

1999123日)

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 次回は、「中流層の鉱物世界」をお届けします。


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