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新 堕落性の構造 37

 現代人に不幸を招来する「心のゆがみ」。そんな悩みの尽きないテーマをズバッと解説! 人間堕落の根源からその原因を究明している一冊です。毎週木曜日配信(予定)でお届けします。

阿部 正寿・著

(光言社・刊『こう解ける! 人生問題~新 堕落性の構造』より)

11 神と夫とを主客転倒

夫は天使長の子孫
 A子さんのような例は枚挙にいとまがありません。夫の暴力によって服従させられた屈辱の日々を送る悲惨な女性が何百万といるのを見るとき、神様もどれほど悲しいことでしょうか。

 「統一原理」では、人間始祖のアダムとエバが神様の戒めを守らず、天使長ルーシェルの誘惑に乗って不倫の罪を犯して堕落したと解いています。

 この世界では、女性は堕落したエバの立場であり、男性は堕落したアダム=天使長の立場に立っているのです。したがって男性=夫は知ると知らざるとにかかわらず、神様の目から見れば堕落したアダム、すなわち天使長の血統を受け継いだ子孫なのです。

 堕落は、天使長が神様に反抗することから始まりました。ですから人間は男も女も、神様の存在を認めたがらず、反抗したがるのです。特に、男性の場合は天使長の立場に立っているので、よけいにその傾向が強いのです。

 A子さんの夫の場合も、妻が神様のほうに帰ることを喜ばず、自分の主管下に置いておきたいと欲する天使長(背後で働くのはサタン)が、暴力で止めようとしているのです。

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 次回は、「夫より神様に従えば、夫を救える道ができる」をお届けします。


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