2022.07.09 12:00
スマホで立ち読み Vol.18
『家庭連合が贈る聖書ものがたり』3
世界平和統一家庭連合「聖書ものがたり」制作チーム/編
スマホで立ち読み第18弾、『家庭連合が贈る聖書ものがたり』を毎週土曜日(予定)にお届けします。
「統一原理」をもとに聖書の世界を絵と文章で鮮やかに描いた、楽しみながら聖書の世界に触れることのできる絵本シリーズです。
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家庭連合が贈る聖書ものがたり 3
カインとアベル
エデンの園を去った
アダムとエバは、
荒れた土地で
くらしはじめました。
やがて二人に
子どもが生まれました。
彼らはお兄さんをカイン、
弟をアベルと名づけました。
カインとアベルは成長し、
それぞれ仕事をするように
なりました。
カインは畑をたがやし、
野菜を作る人になりました。
アベルは羊を育てる、
羊かいになりました。
カインは毎日、
朝早くからはたらきました。
あせ水ながして、
いっしょうけんめい
畑をたがやしました。
こうして、
たくさんの作物が
とれるようになりました。
アベルは羊をおいながら、
野山をかけめぐりました。
彼は毎日、
歌をうたい、
心をこめて
羊を育てました。
羊はどんどん
ふえていきました。
ある日、
カインとアベルは、
神さまに供えものを
することになりました。
カインは
いっしょうけんめい育てた
作物を、
アベルは
まるまると太った
羊の初子を、
そなえました。
ところが神さまは、
カインの供えものは
受けとらず、
アベルの供えものだけを
受けとられました。
「なぜ、
わたしの供えものは
受けとって
いただけないのですか」
カインは悲しみのあまり、
神さまに向かって
さけびました。
アベルは
自分の供えものが
受けとられたので、
むじゃきに喜びました。
そして、
カインに
自慢げに言いました。
「兄さん、みてよ。
神さまが、
ぼくの供えものは
受けとられたよ」
供えものが受け取られたアベルと、受け取られなかったカイン。二人はこの後どうなったのでしょうか。
お話の続きは、ぜひ書籍でご覧ください。
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次回は、「ノアの箱舟」をお届けします。お楽しみに!