2022.07.01 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第94回 スマホがやめられません
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「スマホを使い始めるとやめられません。どうしたらコントロールできるでしょうか?」という質問です。
スマホは、私たちの生活に欠かせない便利な必需品になっています。
しかし、必要以上にスマホに触ってしまい無駄な時間が過ぎてしまう傾向もあります。
ついついSNSを見てしまい仕事や勉強が手につかない「SNS依存症」、目的もなくインターネットを見続ける「ネット依存症」などがそうです。
スマホはそれらをいつでもどこでも持ち運んで操作できるので、スマホ依存症になる人も少なくありません。
依存とは、それなしではいられない状態のことを指し、ギャンブル依存、パチンコ依存、アルコール依存など、およそ30種類の依存症があるといわれています。
スマホ依存症の課題を四つ紹介します。
第1は、貴重な時間を失ってしまうことです。
他にやるべき大切なことがあるのに、時間を浪費してしまいます。
今の時間を有意義に使うために、優先順位に基づいて行動することが大切です。
第2は、集中力が低下することです。
スマホに気を取られると、仕事や勉強に集中できなくなり、満足いくような成果が出にくくなります。
第3は、健康被害が起こることです。
ずっとスマホを見ていたくなるので食事や睡眠がおろそかになりがちです。
特に、夜にスマホを使ってしまうと、ブルーライトの刺激により脳が覚醒してしまい、質の良い睡眠ができなかったり、睡眠時間が短くなったりします。
肩こりやストレートネックを引き起こし、ひどい頭痛の原因になることもあります。
第4は、コミュニケーション能力が低下することです。
現実のコミュニケーションがおろそかになり、うまく会話ができなくなる場合もあります。
それでは、スマホをやめる方法を四つ紹介します。
第1は、SNSやインターネットを使う時間をあらかじめ決めておくことです。
例えば、朝は7時~8時、昼は13時~14時、夜は19時~20時にスマホを集中して操作する時間とするなど、しっかりと時間管理をすることです。
第2は、集中すべきときはスマホを離れた場所に置いておくことです。
スマホを離れた所に置いて、やるべきことに集中することで、時間を有効活用することができます。
第3は、通知を切っておくことです。
スマホの着信音が聞こえるだけで気になってしまいます。
特に、LINEの友達やグループが増えると頻繁に通知音が鳴ってしまいますから、「通知オフ」に設定して音が鳴らないようにしておくことです。
大事な連絡が来る相手は「通知オン」にするなど、設定を分けることもできます。
また、電話も普段から「マナーモード」にして着信時に振動だけにしておいたり、夜の休む時は「おやすみ(時間)モード」にして振動もなくしたりすれば、ぐっすり休むことができます。
第4は、アプリ自体を削除することです。
重度のスマホ依存症の場合は、アプリ自体を削除して使えなくすることをお勧めします。
ダイエットしているにもかかわらず、目の前においしそうな料理を置いていたらストレスになります。
同じように、アプリ自体がなければ、使おうという気持ちも薄らいでいくことでしょう。
このように、便利なスマホも使い方を工夫することが大切です。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!