2022.06.20 17:00
ファミリーサポートコーチング講座
「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。
第73回「リソース」について
ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)
今回は、「リソース」についてお伝えします。
【目標達成のための全て】
リソースとは、「知識・情報・経験・スキル・能力・心身の状態・態度・感性・人格・バイタリティ・エネルギー・お金・時間・人脈・新たに登場したテクノロジー・営業戦略・機会」など、目標達成のために活用できる全ての「資源」を指します。
【ネガティブインフォメーションも】
過去の失敗や経験もリソースになり得ます。
トーマス・エジソンという発明家が電球を発明するに当たって、99回も失敗して100回目でようやく成功したといわれています。
エジソンは、99回の失敗を「失敗」ではなく「うまくいかない方法を99個も発見した」と捉えました。
「待てよ、これらの失敗例に共通する前提が間違っていたのかもしれない」と見直す機会を得て、エジソンは自分の中の思い込みを抜け出ることができたのでしょう。
【肯定的意図】
FSコーチングでは、陰の感情を陽の感情と統合した後で、陰の感情の肯定的意図を探ります。
この肯定的意図は、肯定的価値でもあり「リソース」であると捉えることができます。
コーチングセッションを始めるまでは「無価値である」「消してしまいたい」と評価していたものが、セッションを終える時には、「価値あるもの」「いとおしいもの」「存在してほしいもの」と捉え直すことができるという体験をするクライアントが多くいます。
【動けば気付く】
森の中の動物がじっとして動かないでいると、その存在に気付きにくいものです。しかしその動物が動いていれば、多くの人が気付くことでしょう。
クライアントの心の地図にあるリソースも同じです。クライアントが使わないでいるうちは、心の地図の中でじっとしているのでクライアント自身には気付きにくいです。
しかしコーチの質問に答えていくうちにリソースの存在に気付き、活用しようと思ってみるやいなや躍動し始めます。
「そのリソースを用いると次にどんな景色が開けていくのか」「その効果は何か」「それを一定期間続けるとどうなっていくのか」「自分の気持ちはどう変わっていくのか」など、それらのことが連鎖的に見えてきます。
そのプロセスとしてあるのは、これまでの枠を抜けるリフレーム、リソースに意識を向ける焦点化です。
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次回は、「自己効力感」についてお伝えします。
【ご案内】
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