家族の絆づくり 223
「自分会議」で充実した人生に！

家族の絆づくり 223
「自分会議」で充実した人生に！

ナビゲーター：阿部 美樹

自分の本音と向き合っていますか？
　会社などの組織では、会議は必須のものです。会議を通して組織の行くべき方向性、目的、ゴール、戦略を明確にすることができます。さらには、メンバーの心を一致させることができます。

　しかしチームでの会議だけでなく、私一人においても「自分自身との会議」が必要ではないでしょうか。

　寝る前の10分でも「自分会議」をすることをお勧めします。
　それは、自分自身と向き合って、自分の本音を確認することです。

　「自分は何をしたいのか？」「どう生きたいのか？」という問いに対する答えを毎晩確認してみましょう。
　小さな違和感を見逃さないためにも毎日行うことが必要です。

　例えば、次の三つの問いに対して答えを出してみましょう。

①自分は何をしたいのか？
②なぜ今その取り組みをやっているのか？
③目的地はどこなのか？

　これらについて、頭の中で思い描くだけでなく、紙に書き出してみると、その答えは明確になります。

　多くの人が、人生の中で「苦しい」と感じるのはなぜでしょうか。
　それは、「言っていること」「考えていること」「行動していること」の三つのバランスが悪いからです。

　言動と思考が一致していないときに人は苦しくなり、ストレスを感じます。だから自分自身の本音と向き合うことが必要です。
　まさにセルフコーチングが必要なのです。

長生きできたら幸せ？
　また、人生の幸福度は、「何年生きたのか」で決定するのではありません。自分らしく生きた時間の長さに比例します。
　「今日という一日をどう過ごすのか？」「一カ月、一年間と、どんな時間を積み重ねていくのか」を考えてみましょう。

　過去を振り返って悔やむよりも、自分の人生の宿題を明確にして今から生きていきましょう。
　そして、「どんなゴールを望むのか？」「どんな状態が最高の自分らしい人生なのか？」という夢を思い描いて実現する、未来志向型になっていきましょう。

（参考資料：『60％の力でうまいこと結果を出す思考100』藤野淳悟・著／KADOKAWA）