ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第71回 良心の声を引き出してあげられるコーチに向かって

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、FSコーチングのセッションを受けた50代男性の感想をお届けします。

研修会は生きている
 昨年(2021年)の3月からファミリーサポートコーチングの研修を受けるようになりました。

 今まで研修会と言えば、ほとんどが講義を受ける形のものでした。そこに多少の質疑応答が入ったり、ごくたまにディスカッションが入ったりするものもありましたが、それほど違いはありませんでした。

 しかし、この研修会は毎回最初に15分ほどの理論的な説明がある以外は、午前から夕方までひたすらコーチングのセッションが続くものであり、私にとってはあまりにも斬新で実践的な内容でした。

 コーチはもとより、セッションを受けているクライアントやコーチをやってみた人、セッションの解説、そして見学した人の感想など、さまざまなところから悟りや気付きがあり、新しい発見が与えられました。まるで生き物のような研修会でした。

宝の島にたどり着けた
 次の研修会まで、コーチングのセッションを見よう見まねでやってみながら、研修会を重ねるうちに私の中で変化が起こっているのを感じました。

 アドバイスや提案をしたくなる心から、どう質問してあげたら良いだろうかということと、クライアントの気持ちの変化に意識を集中できるようになりました。

 クライアントが発する言葉が、私がアドバイスしようと思っていたことより素晴らしい内容で、私自身が感動することもしばしばありました。

 まさにこれが、「人は誰もが自分で答えを見つけ出す力を持っている」ということなのだなとつくづく感じます。

 このように、クライアント自身も気付いていなかった素晴らしい答えが導き出されるのも、コーチングによる質問を通してクライアントの潜在意識が引き出されているからだということを学びました。

 顕在意識に対して、膨大な潜在意識があることを知り、そこに無限の可能性があることを知りました。

 ファミリーサポートコーチングによって、潜在意識と出合えた(気付くことができた)ことは、私にとっては宝の島にたどり着けたような気持ちです。

相手の良心に耳を傾ける
 私は、良心宣言のみ言「良心は両親に優る」「良心は先生に優る」「良心は神様に優る」を毎日13回唱えることを始めて3年になります。

 ファミリーサポートコーチングと出合って、自分の中にある良心の声に耳を傾けるだけではなく、相手の良心の声にも耳を傾けることが大切であることに気付きました。

 それは、コーチングのセッションをしている時だけではなく、日々の会話や対人関係において自然に行えるようになれたらどんなに素晴らしいことでしょうか。

 今年に入って認定コーチにもなりました。クライアントの心に寄り添い、良心の声を引き出す手助けができるように、これからも頑張りたいと思います。

 ありがとうございました。

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 次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代女性の感想をお届けします。

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