FSコーチング講座 68
コーチとクライアントはつながっている

ファミリーサポートコーチング講座

　「ファミリーサポート（FS）コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
　毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第68回 コーチとクライアントはつながっている

ナビゲーター：西森 響
監修：阿部 美樹（伝道教育局）

　今回は、FSコーチングのセッションを受けた50代男性の感想をお届けします。

認定コーチに向かう研さん
　私は今、認定コーチ養成セミナーを受講中です。
　同じく受講している者同士で連絡し合って、コーチとクライアントを交互に体験しながら、お互いに研さんするように心掛けています。
　その時に体験したことを証ししたいと思います。

FSコーチングの基本姿勢
　その時、私はクライアント役でセッションを受ける立場でした。
　テーマを決める時に「ニッシー（西森響氏）コーチのような自然体でコーチできる者になりたい」とコーチ役に伝え、そこからコーチングが始まりました。

　FSコーチングにおけるコーチの基本姿勢は神の願いどおりの通過体となり、自分の価値観や思考で判断せずにセンタリング（参照：第30回）を維持します。そしてクライアントの話を無条件に受け止め承認します。
　クライアント自身が答えを持っているし、本来は完璧な可能性を秘めていることをどこまでも信じて接していきます。

神においてつながっている
　その状況をイメージしつつ、チェーンプロセス（夢実現のセッション）で1段階ずつ進めていきました。

　2段階目に至った時点で、私の周りの世界は真っ平らなどこまでも続く白一面の世界となり、これから「何か」がつくり出される前段階のようでした。

　コーチから「今の段階でコーチングするに当たり何が必要だと思いますか？」との質問が与えられました。

　そこであることに気が付いたのです。
　それは、コーチが神様の通過体となってクライアントに対する姿勢を保ちながら、クライアント自身の中にある答えの根本を導き出すことをイメージしたときに、「コーチとしての出発点とクライアントの根本は共に神においてつながっている」という悟りに導かれたのです。

　その瞬間に、真っ平らな一面の白が徐々に透明な薄ピンク状に変化し、いかなる形状にも対応可能な状態に変わったのです。
　「ここからコーチとしての自然体が始まる」という声が心に広がりました。

薄ピンクの神
　ニッシーコーチの自然体のコーチングスタイルが何にその基礎を置いておられるのかについてもっと知りたいと思う気持ちが残りましたが、その時のセッションの目的は達せられたと感じました。
　全く予想もしなかった状況に驚いたと同時に、私自身のコーチングスタイルが見えた気がしました。

　これからも多くのかたとコーチ・クライアントの練習を重ねていきながら、「私の出発点と相手の答えは神においてつながっており、その瞬間に二人の環境は薄ピンクの神の設定の中に包まれ、コーチングのときだけではなく、いかなる関係においても同様な姿勢でありたい」と思えました。

　感謝です。ありがとうございます。

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　次回は、「コーチングを用いた子供との対話（1）」をお伝えします。

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