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祝福子女の祝福から家庭出発までをサポートする
『父母マッチングガイドブック』6

世界平和統一家庭連合 家庭教育局/編

(光言社・刊『父母マッチングガイドブック』より)

 『父母マッチングガイドブック』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします。

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Part
父母マッチングに臨む姿勢

Ⅱ.父母マッチングに臨む内的姿勢
01 父母マッチングの文化と伝統

良い嫁・婿探しでは見つからない
 このように、父母マッチングには明確な天の願いがありますが、いざ、愛する子女の結婚となると、ややもすれば外的なことにとらわれて、天の願いを忘れかねません。

 親として、子女が素晴らしい配偶者と出会うことを期待するのは、当然の思いでしょう。しかし、子女の祝福相手としてでき上がった嫁や婿を探そうとすれば、「相手がいない」という結果に直面します。その思いが自らの視野を狭めてしまうとともに、無言のプレッシャーとして相手に伝わり、正しく関係を結ぶことができなくなるからです。

 さらに、すべての父母がそのような思いを持ったとすれば、そこからもたらされる文化は、わが子の幸せのために優秀な二世を奪い合うという、殺伐としたものになってしまうに違いありません。私たちは「良い嫁・婿探し」の次元を超えていかなければならないのです。

祝福家庭は運命共同体
 私たちはお互いを食口(シック)と呼びます。「食口」とは「家族」を意味する言葉です。私たちは神様と真の父母様を親とした、一つの家族なのです。他の家庭を、自分の家族のように思う心、これこそが家庭連合が世に誇る最高の文化なのです。

 子女の祝福相手を探すときも、このことを忘れてはなりません。教会に行けば、様々な家庭に出会います。信仰的にまっすぐで親子関係も良好な家庭もあれば、様々な課題を抱えている家庭もあるのです。しかし、神様と真の父母様の願いは「すべての家庭を幸せにしたい」というものです。私たちはその願いを忘れてはいけません。

真の父母様の代身として
 本来、祝福子女は、等しく真の父母様の子女であって、祝福家庭の親は、真の父母に代わってその子女の養育を任された立場です。「同じ天の子女として見つめ、みなで互いに育て合おう」という統一家族文化が、父母マッチングの根底に必要なのです。

 父母マッチングにより、二世祝福の責任を父母が持つようになった以上、祝福家庭の意識と姿勢が、統一運動における今後の祝福文化を決定するようになるでしょう。真の父母様はすべての二世にとって、常に父母でした。私たちがその伝統を相続していくならば、人々はそこに、世の中の結婚にはない、本然の文化を見いだすことができるに違いありません。

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 次回は、「祝福結婚のマッチング観」をお届けします。



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