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続・日本統一運動史 8
東京の聖地決定/聖日礼拝

 真の父母様が「母の国」である日本に向けて語られたみ言や、教会員たちの涙の証しなど、「続・日本統一運動史」では、1965年以降の「知らなかった」エピソードをお届けします!
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歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第四章 真の御父母様との一体化時代
一、真の御父様、21年ぶりの御来日(1965. 1. 282. 12

(5)東京の聖地決定(1965. 1. 31
 1965年131日早朝に、東京の聖地が、明治神宮内に決定されました。全国の聖地決定のため祈祷される時、北を背にして真の御父様が中心に立ち、周囲四方の北に崔元福先生、南に崔奉春宣教師、東に久保木修己会長、西にその地の責任者が立ってなされました。

(6)聖日礼拝(1965. 1. 31
1. 御言『イエス様の最期と我々の覚悟』
 「イエス様の前に、その環境を、喜び慕うように準備する者を、神は歴史に対応してよこさなければならない。その責任を持ったのが洗礼ヨハネである。神の御こころにおきましてはヨハネをよこすその心自体が、神の心の悲しみだった。ヨハネをよこす前に民族が一体となって、メシヤを慕う心で準備したならば、ヨハネをよこす必要はなかった。しかしそういう環境を憂いながら、神はヨハネをよこしてイスラエルの民族を、今まで荒れ果てたるそのイスラエルのカナンの地を、そして神の声に背くそのイスラエル民族をヨハネを中心として再び集めて、イエスにそれを取り次がなければならないという目的でもってよこしたヨハネも、その内容の心情を知らずして、環境にとらわれてイエスに侍ることができなかった。…

 イエス様は、いつ自分自身を神の子として、威信を正した時がありますか。万民の王として、「自分の命を聞け」と命令したことがありますか。天の神様の王子として生まれたるメシヤとして、地上に誰かがそれを『本当にあなたは天の王子である』と言って侍った人達がおりますか。個人もなければ、家庭もない、氏族もなければ民族もない。民族もないのに国家がある訳がない。だからイエス様はこの地上に来られて、個人に対しての完全なる教えも教えなかったと言うんですね。個人に対して完全な教えを説くことができないイエス様が、家庭に対して教えを説くことができません。家庭に対して教えることのできないイエス様がいかにして、民族、国家、世界に対してその教えを説くことができましょうか。…その当時におきまして、イエス様の奇跡に会い、あるいはパンの切れを貰って食うのを楽しみにして、後をついて来た人もおるかもしれない。千々万々のいろいろな人々は、自分の欲望を満たさんがためにいつも集った人は多いんだけれど、イエス様の本当の心情を知り、心情に適う…そういう一人がないから、そういう家庭がある筈がない。家庭がなければ、もちろん民族も国家もあり得ないという。そうしてイエス様は悲惨な、可哀想な、惨めな、言うに言えざる、辛い立場でもって生涯を過ごしたということを私たちは知らなければならない。…

 『師の行かれるいかなるところへでも、どこへでも私はついて行きます』と誓ったその弟子たちはゲッセマネの祈りを通して、回の祈り、みんな眠りばかりした。これがイエス様を慕って来た最後の結果であった。…
 四千年の歴史を通したイスラエル民族(が)…メシヤをこういうように待遇したというのは…数千年間の先祖に対して、全面的な背きであり、数千年間の神の功労に対しての、全体的な反対であり…これ以上のその罪はないという結果になったのである。……

▲聖日礼拝での真の御父様(1965. 1. 31

 日本全国ができないことをやれば、日本を救うと言うんですね。世界すべての、人類のできないことを、この日本国民が先立ってやれば、世界をリードするその国民になると言うんですね。…だから日本を愛しなさい。先生より以上愛しなさい。世界を先生より以上に愛しなさい。天の父を先生より以上愛しなさい。もしも、君の側に先生が倒れた場合、先生のその死体をつかんで泣くな。涙を流すな。流して、泣いて、先生が愛するその天を誰が愛する? 先生が愛する人類、愛するその天宙を誰が愛する? 責任は誰が持つか? そういう神に対して涙を流す。それは、先生が残したい言葉である。」(抜粋)

 説教は4時間を超え、礼拝が終わったのは午後3時過ぎでした。昼食を済まされた真の御父様は、午後5時半ごろ本部を出発されて渋谷ハチ公前の路傍伝道をご覧になり、また白鳥ビル原理講義所、戸田修練所などを回られ、夜10時半ごろ本部に戻られました。

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 次回は、「夜の御言/名古屋」をお届けします。

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