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家族の絆づくり 214
ポジティブな性格に変える方法

ナビゲーター:阿部 美樹

毎日の習慣の力
 ネガティブな性格をポジティブな性格に変えることは難しいと思い込んでいる場合があります。
 もちろん簡単ではありませんが、習慣を変えることを通して性格を変えることは十分可能です。

 性格を変えるための効果的な習慣として、「感謝日記を書く」という方法があります。
 毎日、一日の生活を振り返って、「良かったこと、うれしかったこと、感動したことなど、感謝したことを三つ書く」のです。

 些細(ささい)な事でも探し出して三つ書きましょう。
 そうすることで、物事の中から良い部分を見つける能力が高まり、ポジティブに見つめる癖がつきます。
 小さなことでも毎日続けることが自信になり、力の源になります。

 どのような出来事であったとしても、必ず「良い部分」と「悪い部分」があります。
 ネガティブな性格の人は、悪い部分にばかり注目しているので不安になりやすく、諦めやすく、挫折しやすい傾向があります。

 幸せになれない人は、失敗や不安に注目する癖があるからです。物事をどう捉えるかが、その物事そのものよりも重要です。
 全てはその人の捉え方で決まるからです。

失敗は成功率を高める
 まずは「なりたい未来」を強くイメージしましょう。
 なれる可能性が高いとか、やれる自信があるからではなく、「なりたい!」「やりたい!」と思う心があればよいのです。

 「理想の姿というゴール」を描くことが大切です。すると、理想の姿と現実とのギャップを感じることでしょう。
 そのギャップをブレーキと考えるのではなく、やる気というモチベーションとして考えてみましょう。

 現実は、理想に向かう中で失敗することも多いことでしょう。
 理想の姿に届かない状況を失敗と捉えるのではなく、「成長」と捉えましょう。

 また、失敗が多いからといって落胆してはいけません。失敗が増えると成功の確率が高くなるからです。
 失敗したことの「良かった部分」を探してみましょう。

 何事にも、メリットがあります。次の成功のための教訓になったり、違う道を模索するきっかけになったり、さらに努力する原動力になったりするかもしれません。

 何事も「良かった部分」を探す能力を高めたいものです。