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霊界の実相と地上生活(29)
相対性原理の基本/相対性原理から見た本然の夫婦の暮らし

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
十二 相対性原理の基本と本然の夫婦の暮らし

李相軒先生

相対性原理の基本
 本然の愛とは、神様がエデンの園で求めようとされた愛をいいますが、ここで相対性原理とは、何の関係があるのでしょうか。

 相対性原理の基本は、相対のために授け受けしようとすることです。ここで「本然の愛から見た相対性原理」とは、天国理想郷に向かっていく善男善女たちの姿について話そうと思います。

相対性原理から見た本然の夫婦の暮らし
 相対性原理から見た本然の夫婦の暮らしとは何でしょうか。例えば、夫婦が食卓に座って御飯を食べるとき、妻が夫に勧めたい食べ物があれば、妻が考えるのと同時に、その食べ物が夫の前に置かれます。主体である夫が対象である妻に感謝し、返礼しようとすれば、その考えを妻が予知して笑うのです。

 ところで、地獄で食べ物を分けて食べる姿を見ると、相手の考えを互いが察しえないのです。まるで労働現場や監獄などで見るように、おなかが空(す)くと先にたくさん食べようと争うようです。

 天国では、夫婦が考えて、言って、行動すること自体が、互いに眺めてみて、視線さえ見ても分かるのです。与えようとする心を、互いに察するために、まるで磁石に羅針盤がついていくようです。ここには、自分を中心とした利己的な心がありません。

 それゆえ、いつも謙虚な姿勢であり、互いに尊敬する姿勢によって平穏なほほえみを浮かべて暮らしています。本然の愛の恍惚(こうこつ)の光の中で、楽しく踊り、互いに授け受けしようという心で暮らしていく世界です。地上で本然の愛の理想を夢見ながら、熱心に暮らしていく夫婦愛の中で、神様の前に合格する人生を生きていくことを願うところです。

199788日)

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 次回は、「人間は全被造世界の主人公/人間と万物の応答の姿」をお届けします。


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