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家族の絆づくり 212
運気を引き寄せる七つの心得

ナビゲーター:阿部 美樹

危機を「絶対肯定」する!
 多摩大学大学院の田坂広志名誉教授は、「運気を引き寄せるリーダーのための七つの心得」について語られていますが、家庭連合の教えとの共通点を多く見いだせる内容ですのでご紹介いたします。

 「運気」とは、「ピンチをチャンスにする力」であり、その運気を引き寄せるためには次のような心得が必要であると説きます。

1)目の前の危機を「絶対肯定」で見つめる!
 無邪気な子供は負の概念がなくポジティブな想念を持っています。優秀なリーダーも子供と同じように、無邪気な心を持って肯定的に見つめる能力を持っています。

2)危機の時こそ「死生観」を定める!
 死を見つめることで心からの覚悟ができます。どんな大変なことがあっても、命が取られるわけではないと考えると危機に立ち向かう覚悟が固まります。

3)全ては「天が導く」と覚悟を決める!
 自分の人生は、大いなる何かが導いている、育もうとしている、成長させようとしていると受け止めます。

幸運は不運な姿で訪れる!
4)リーダーの「無意識」はメンバーに伝わる!
 言葉で伝える情報よりも、表情や声、雰囲気など非言語の情報の方が大きな影響を与えるように、無意識は相手に伝わります。

5)危機の時こそメンバーに「使命感」を与える!
 この仕事を通して何をするか。自分の個性を何に生かすのか。天から頂いた命を何に使うかの覚悟を決めることです。

6)天の導きは「一直線」ではない!
 天の導きとは、良いことが次々に起こるのではなく、「幸運は不運の姿で訪れる」ことも多くあります。人生をどう見つめるかが大切です。人生の棚卸しをしてみましょう。

7)天の導きは「不思議な偶然」の中で感じる!
 天の導きは、常に何気ないことを通して訪れるなど、不思議な偶然の中で感じます。

 このように、社会のリーダーたちが学ぶ七つの心得とは、全て天を中心とした心得に通じるものなのです。