家族の絆づくり 211
歩くことの四つのメリット!

ナビゲーター:阿部 美樹

歩くことであらゆる病気を予防・改善
 幸せな人生を送るためには心身共の健康が不可欠です。

 病気を予防したり、改善したりする方法の一つに「歩く」ことがあります。

 今の時代は車やタクシー、電車やバスなど便利な乗り物を通して体に負担をかけず、生活の時間短縮をすることができます。
 しかし歩かないことで不健康になっている可能性もあります。

 今一度、歩くことのメリットを考えてみましょう。

 第一のメリットは「生活習慣病の予防」です。
 歩くことによって血圧、血糖値、コレステロール値、尿酸値などが抑えられ、生活習慣病を防ぐことができるといわれます。

 歩くことでメタボが解消され、心筋梗塞や脳卒中のリスクが軽減されることもあります。

 第二のメリットは、「便秘解消」です。
 排便は腸の運動によって起こりますが、運動不足などによって腸の働きが弱まることで便秘になります。

 歩くことによって腹筋が鍛えられ、便秘の解消につながります。
 歩くことによってゆったりとした気分になり、副交感神経が優位に働く効果もあります。

歩くことでメンタルケアができる!
 第三のメリットは「ストレス解消」です。
 一定のリズムで体の筋肉を動かす有酸素運動は、脳の神経伝達物質の一つである「セロトニン」を活性化させます。

 セロトニンが増えると気分が落ち着き、集中力も高まります。不安や抑うつ感なども改善され、元気にポジティブな気分になります。

 さらに、「エンドルフィン」という神経伝達物質も分泌されるので、気分が高揚し、幸福感が得られやすくなります。

 第四のメリットは、「骨を強くすること」です。
 骨を丈夫にするためにはカルシウムを取ることが必要ですが、それと同じくらい体を動かすことが大切です。

 骨に負荷がかかると、その負荷に応じて骨自身を強くする仕組みがあります。
 運動することを通じて、骨にカルシウムが沈着しやすくなったり、血流が良くなることで骨をつくる細胞が活発になったりします。

 また、効果の高い歩き方は、「早歩き」で、肘を後ろに引いて、足だけでなく上半身も動かして全身で歩くことです。

 歩くことを毎日の生活習慣にしてみてはいかがでしょうか。

(参考資料:ウェブサイト「医療法人社団 平成医会」)