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神の子を生み育てるために 29
離乳食で生活にリズム

 アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 これから妊娠・出産を控えているかたにも、そして子育て真っ最中のかたにもぜひ読んでいただきたいシリーズです!

須永孝子・著

(光言社・刊『神の子を生み育てるために』より)

離乳食で生活にリズム

安全で楽しい環境づくり
 離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて段階的に進めていくことが大切です。56か月を初期、78か月を中期、911か月を後期とし、完了期の12か月ごろは同時に幼児食への準備期となります。

 各期の離乳食のポイントを挙げてみます。

●初期
 形はドロドロ、温度は人肌、味つけはごく薄味、もしくは自然の味。種類はおかゆやヨーグルトから野菜へ、卵はかたゆでで黄味だけ。1スプーンからゆっくり始めていきます。

中期
 形はつぶし、おろしのもの、ふわふわ状のもの。適度な塩分などで食品の持ち味を引き立て、薄味だけどおいしいと感じるくらいの味つけで食欲を離乳食で生活にリズム安全で楽しい環境づくり促します。①エネルギー源になる穀類、②体をつくっていくタンパク質類、③ビタミン、無機質源となる野菜、海草、果物類、④補助エネルギー源のバター、サラダ油など――の4つのグループから、12種ずつ食品を選んで組み合わせて、献立を作ります。12回食で、間にミルクを飲ませますが、ほかに果汁やほうじ茶、スープなどで水分補給をしてもよいでしょう。夜中の授乳はやめて、代わりに白湯(さゆ)を与えてください。

後期
 形はきざみ。乳歯が45本生えてきていますが、まだかみ砕く力がないので、歯茎で上手にかめる固さに調理します。3回食となり、食後のミルクは量を減らします。母乳も11か月ごろになると分泌量が少なくなるので、そろそろ卒業するとよいと思います。

 離乳食を開始すると、下痢便になったり、食べた野菜がそのまま便に混じって出てくることがあります。下痢をしていても、機嫌が良く、食欲もあって、普段と変わらなければ、心配は要りません。少し柔らかめに煮たり、細かく刻んだり、分量を減らしたり、バターや油類はしばらくやめるなどして、23日様子を見ましょう。

 下痢や便秘で食欲がなく、一切受けつけないときは、母乳、ミルク、麦茶などで水分を補給し、消化の良い物を与えるようにします。特に便秘の場合には、繊維質の多い野菜や果物、豆類、海草類がよいでしょう。

 またアトピーや卵アレルギー、ミルクアレルギーの赤ちゃんの場合は、保健所の栄養士や医師に相談したり、参考になる本を見るなどして、その子に適した離乳食を、親が責任を持って与えることが大切です。

 離乳食後期に入って3回食が始まると、1日の生活リズムが出来てきます。早寝早起きはもちろん、食事、散歩やお遊び、昼寝、入浴などの時間を決めて、規則正しい生活習慣を身につけさせることが大切です。

 またこの時期の子供は、物をつかんだり、回したり、引っ張ったりします。ボタンなど小さい物は何でもつまんで口の中に入れようとします。またティッシュペーパーをどんどん引っ張り出して、親をびっくりさせます。

 赤ちゃんの動きをよく見て、危険な物は赤ちゃんの手の届かない所に移しましょう。赤ちゃんが安全で楽しく遊べる環境をつくってあげることが大切です。

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 次回は、「乳幼児の健康と事故」をお届けします。