私の心の中にいる神様 113
夫の目が優しくなりました

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

夫の目が優しくなりました

(女性 60代)

 自己牧会プログラムに取り組む中で、夫に対する囚(とら)われから解放され、苦しみから解放されました。
 感謝しかありません。

 私は1983年に伝道されました。結婚して2年目のことでした。
 以来、夫にはずっと、一緒にみ言を学んでほしいと懇願してきましたが、拒否され続けました。
 そのつど、夫に対する恨みが強くなり、積み重なっていったのです。

 やがて私は夫に対して無言の抵抗をするようになりました。
 そんな私に夫はいら立ち、手を上げ、足で蹴り、物を投げました。家の壁には無数の穴が空きました。
 この地獄は40年続きました。

 そんな私が自己牧会プログラムのワークを学んで、「このままではいけない」と思うようになったのです。

 それまで寝室は夫が一階、私が二階と、別々でしたが、思い切って一緒にしました。
 夫は二階にも聞こえるくらい大きないびきをかくのですが、そのいびきも、「真の愛を中心として聞かせてください」と祈ると、気にならなくなりました。

 すると、私の前では決して笑うことのなかった夫が、声を出して笑うようになったのです。
 以前は、私が話し掛けると、目をクッとつり上げ、「コイツ、また何か言い出すのか」と構えていたのですが、今ではその目も優しくなりました。
 あの地獄のような日々を思うと、考えられない変化です。

 でも夫が変わったのではありません。私が夫に対する囚われを下ろしてみたら、それまで気付かなかった幸福が見えてきたのだと思います。

 私が「悪い夫」をつくり出していただけだったのです。
 天国は足元にあったということです。
 このことに気付けたのは、自己牧会プログラムのおかげです。

 最近夫に、「結婚に対して願いとか希望を持っていましたか?」と尋ねてみました。
 すると、「持っていたが、全てかなっている」という返事でした。

 私は胸がいっぱいになり、「思いどおりにならなくて、八つ当たりしていたんです。ごめんなさい」と謝りました。
 夫は「何のこっちゃ」と、きょとんとしていましたが、「いいの、私が『ごめんなさい』を言いたかったから」と答え、「これからも仲良く、よろしくお願いします」と伝えました。

 そう口に出して言うことができて、心から安堵しました。
 夫と共に幸せになりたいと思っています。

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 次回は、「お便り&コメント」シリーズ⑱「当たり前のことに感謝するとは?」をお届けします。


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